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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 115

ブレイドと格闘型が前線を切り開く間、もう一体のアンドロイド…対戦車型が飛び出した。
信者達がヤケクソで撃ちまくる流れ弾を防弾皮膚に食い込ませながら子供達の盾になる…対戦車装備は外しているが、防御力は高い。
後続の力自慢なソルジャー達が子供を預かり、後方へ担いで行った。
他の(脇役)ハンター達も負けてはいない、一応厳選されたメンバー。
ブレイドと格闘型に続き、低威力の銃器でヘッドショットをキメて確実に仕留めてゆく。
「事務頭が確認!人質全員保護!!」
ナターシャが叫んだ。
ワルサーP38のマガジンを換えながら黒騎士が応じた。
「うむ!事務頭には食事の支度でもさせておけ…それより幹部連中が見当たらんぞ!油断するな!!」
「目的は達したんだ。退いた方がよくないか」
黒騎士に馴染みの参加者が提案する
「幹部連中の意図が見えん。ただ拉致した子供と部下を見捨てたならこのままでも収集は着くが…」
「罠の可能性を考えてるのか?」
「言い切る材料がなさ過ぎる」
「騎士(ナイト)だけに《無いと》…」
【ポクッポクッポク…ちーん…】木魚の幻聴と共に一緒辺りに重く薄い空気が広がった
「ほら、ソコ!深追いしてないで戦車の位置まで戻るよ。…ほらほら、あんたも追い剥ぎしないの!」
ナターシャが突撃隊に指揮をくだす
放っとけばいつまでも追いかけて、いつまでも戦利品を漁るだろ
まるでわんぱく小僧を引率するお母さんだ
「どうせなら子供で手を焼きたいよ」
ブーイングをあげる大きな子供達に「ハイハイハイ!文句は戻ってから!」と手を叩いて散らそうとする
それでも止めないハンターに鉛玉制裁を喰らわそうとマシンガンの安全装置を解除した
『高熱源反応多数・高速で飛来!』
対戦車型が警告を発した
「散開!防御〜!」
風切り音が急速に迫る
『弾着・3・2・1…』
「伏せ〜!!」ナターシャの喉が張り裂けんばかりの号令が響く
『今!』
上空から降り注ぐと思われていた弾雨は横殴りに打ち込まれた
「榴散弾砲じゃない!?」
爆風に何度もでんぐり返るノエル
『中距離によるミサイル攻撃です』
爆風を回避し、《自分への》直撃弾を打ち落とす対戦車型が分析結果を出した

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