PiPi's World 投稿小説

METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 110
 112
の最後へ

METAL・MAX―新たな軌跡― 112

『つまりアレか?助けに着たらソイツがラスボスでしたってやつか!?』
『そうとは限らん!脅されて無理矢理撃ってるのかもしれん!』
『銃口向けてるんなら敵だろ!』
『自分の意志で向けてるのかそうでないのかが問題だろ!!』
『意志何って知ったことか!対空砲戦車で蹴散らせ!!』
『ガキなんて脅されりゃ、ママ・ママ泣き叫びながらそのママに向かって引き金引くさ…』
憶測が無線で飛び交う中、ノエルが割り込む
『子供の救出が報酬の条件よ。つまり生かしてなきゃお金が貰えないのよ。
要らない人は邪魔だから帰ってちょうだい』
「ノエルさん、話はまだ終わってませんよ」
ナターシャが湯飲みで手を温めながらやんわりととがめる
「話は後で聞きます。ほっといたら子供達が殺されますって、あなたがあいつら纏めないでどうするんです!」
「それは主人の役ですので。私は主人の手に余る子達をシツケるのが役目です」
「じゃ、行きましょう。ご主人の手に余るガキ達が大事な人質を傷つけようとしてますよ。奥様」
「仕様がありませんね」
ナターシャはヤレヤレと湯飲みを『事務頭』に湯飲みを返して立ち上がる
そして事務頭には後方待機を命じた。
どの道、CPUやセンサー類が一般事務用では人質救出ミッションには足手まといだ。
ナターシャはクルマの武器庫からルガーP08長銃身アーティーラリー、弾倉の共用出来るベルクマンMP18シュマイザー機関銃を選び予備弾倉バンダリアを巻くと、ノエルとツェットを率いて前進...。
イケイケ隊の一つ...とはいえ黒騎士の直属で的確な指揮と、たまに鉄拳で...どうにか統制が執れた連中と合流した。
黒騎士は...スナイパー達が索敵した内容と相手の攻撃パターン等を分析した結果をナターシャに伝える。
「洗脳だよ、崩壊前の資料で見たが…ハイジャックや銀行強盗が人質に使った手口に似ている。」
話術を駆使した集団催眠のお手軽版と思えば良い。
…人質達に、如何に社会が間違っていて自分らは正しいかを説く…
ただそれだけなのだが、同情や共感を持った人質が犯人逃走の手助けをしたり最悪仲間になってしまうケースもあるという…情勢不安や貧乏な国でよくあった話。
『世直しの英雄』云々と吹き込めば誘拐した子供達…シケた田舎町に退屈した子供なぞ取り込むのは容易かっただろう…。
『つまりガキどもはノリノリで撃ってきてるんだな?』
『だったら容赦いらんだろう』
『そうね。容赦はいらないわ』
通信に入り込むナターシャ
『早い所フン捕まえて、お尻が腫れあがるほど叩いてやらないとね
それと、人質を傷つける悪い子達も同じように叩いてやるから忘れないように』
ノイズ交じりのナターシャの声は何処か妖艶でゾッとさせるものがあった

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す