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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 107

撤収する黒騎士達を陰で見送ってからかなりの時間が経った
日は既に地面に触れかかっていた
上体を戦車から出してあたりを探っていたツェットがぼやく
「もう、来ないかもしれませんね」
「…そうね…」
人間狩り集団がこちらのドンパチに気付いてコースを変えたのは十分にあり得る
ハァっと溜息をつきノエルは高機動車から降りた
「ノエルさん?」
「トイレ。ツェット君も一緒に行く?」
ノエルの言葉にツェットは顔を真っ赤にさせて戦車に潜り込んだ
「こんな時って男が羨ましいわ」
ノエルは用を足すのに適当な所を見つけると腰回りの装備を外す
「チャック開けてチ○チ○ン引っ張り出したらいいなんて、なんか不公平だわ」
弾帯のバックルを外すと繋がっているサスペンダーに全ての重みが集まり、肩に食い込む
やむなくマントを脱ぎ、サスペンダーを外した
ズボンを膝まで下ろし、ようやく用を足せるようになる
乾いた岩場に水が滴る
「ふうぅ〜。膀胱炎になるところだった」
車内でトイレパック使うという手もあったが、シートに座った体勢とトイレに座った体勢とではかなり違いがありなかなか出て来ない
仮に足したとしても、残尿感や、後で尿漏れを起こすことがある
ノエルはアソコを拭きズボンを上げながらぼやく
「何かパッパッとできる方法ない…のか…な…」
ベルトを絞めた所で言葉途切れる
ノエルの体に数個の赤い光が点っていた
顔をゆっくり上げるとレーザーポインタの着いた拳銃がノエルを狙っていた
白い学ランのような服を来た男達
今回のターゲットの人間狩り部隊だ
「そんなに不自由なら改造してみるか?手伝うぜ」
一人がナイフを出しながら近付いてきた
(動けないな)
男達は軽薄そうな顔をしてるが、ポインタのブレは少ない
それだけ射撃は正確なのだろう
ナイフ男はノエルの股間にナイフの切っ先を押し当てる
「例えばさ、股の所がバックリ開いてたら楽だと思わない?オマ○コするときもさ!」
ピュィ!
ナイフが股下から下腹部へと滑る
ノエルの頭の中にドクロマークが浮かんだ
しかし、切れたのはズボンと下着だけで皮膚は切れていない
ナイフの腕も良いらしい
マントの下にCPUがあるのに身動き取れない
ノエルは奥歯を噛みしめる
「あんた達何者?私に何のよう!?」
「俺様達は人間狩りのセッコウ。進路でドンパチが終わったか調べに来たら困ってるご婦人がいたんで、お手伝い
で、これからお手伝いの御礼をしてもらうんだ」
「本格的な馬鹿ね」
「獲物にするには少し年を食ってるから俺様達が喰っちまうだけのことだ」
ノエルはナイフ男の隙を伺う
「あと、変な気を起こすなよ。お友達が痛い思いする」

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