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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 102

流石に黒騎士も対人地雷云々と言う程カタくはない。
古い轍や大通り(うっかり通りそうなとこ)に乾燥ボムガメを始めとしたトラップを仕掛け…逆に過去に野営した旅人の残した置き土産にも警戒、モノによっては再利用した。

カルト共の姿こそなかったが…廃墟の定番、ゾンビや無人機械と小さな戦闘が起きた。
格闘装備のソルジャーやアンドロイド達が刀剣や鈍器でなるべく(銃声よりは)静かに片付け…小一時間程度で辺りは『消毒』が完了した。

布陣が終わる頃、既に出発から丸一日が経ち…二日目の日の出を迎えていた…。

錬度の低いハンターにはいろんな種類がある。
気を張り詰めすぎて自分がどこを見ているのかも分からなくなりヒステリックになったりひっくり返る奴
不真面目で他のグループ任せで休む奴
中には緊張のあまりか、お互いに高まった性欲を貪り、それを眼鏡で覗きながら自慰にふける奴もいた
「ツェット君、太陽が上がると影が伸びるから。
眼が利かない所が増えるからきをつけて」
「は、はい!」
適度な緊張と飽きさせないように刻々変わる風景の注意する所を教える
この『練度の低いハンター』という言葉も微妙…である。
当の本人らは自覚しているかどうか。

オフィス側から『レベル〇〇』なんて指定されていても…内容を問わず狩りの記録や(恐ろしい程いーかげんに)数値化した戦闘能力の『レベル〇〇』である。
『ゆうしゃLv99』が『あそびにんLv1』のサタスペ銃やなまくらナイフに倒れる事だってあるのだ。

今回のメンバー…経験の長さで増長した下っ端ハンター…ノエルらと五十歩百歩な奴らばかりなのだ。

ノエルも一応オトナの判断が出来るので口にはしなかったが。

ちなみにツェットに至っては…ローティーンにしては出来る方だがやはり脇が甘い。

操縦技術に関して、ノエルを騎兵とするならツェットは砲兵…クルマの性質の違いもあるのでノエルも教える上で少々ホネだ。

ガソヘッドにソルジャーかアンドロイドを隣接させてやればぐっと楽になるのだが…。
先々日の凄腕さんは何故か連絡がつかない…パーティ仮登録なので強制力が低いのだ。

アンドロイドに関してはハンターオフィスの求人で、正規にご主人様募集中か自立してる奴らの覧もあったが、育てるのが大変だしノエルもロボ嫌いだ。

実際、人手不足で胯乗歩兵みたく黒騎士が手配した…たまたまガソヘッドの援護についてくれてた奴らは勝手に配置を変えた。

やはり練度云々の問題だが…特に命令がなければ、TVゲームの『勝手に動くキャラ』並のランダム行動に出る。

そうそう逃走こそしないが、一応の生存プログラムで戦闘に不利だの何だので勝手に動く。

命令というか言語の理解度も練度次第…『やっちまえ!!』と命令を出したら、いきなりぱんつ脱いで胯がっちゃう奴とか。

それでも雑魚モンスターの対応や警戒は十二分以上にこなしているのが救いだ。

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