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兵隊制度
官能リレー小説 - 戦争

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兵隊制度 2

そこに集められた妊兵たちは顔を上気させ、呼吸を荒げながら種兵の到着を今か今かと待ち続けていた。
彼女たちは誰一人として衣服を身にまとっていない。
効率よく兵士の生産に行うためだ。
もし衣服を着用したまま行為に及べば、種付け1時間で迎える臨月腹で布きれと化し。
汗と唾液、愛液、精液、母乳と体中から分泌される体液であっという間に汚されてしまうだろう。

ズ・・・ガコォンッ!

すっかり出来上がった妊兵たちが種兵の到着を待ちわびていると。
突然四方を囲む壁の一部が動き出し、駆動音を立てながらゆっくりと上がっていく。
そしてその先には彼女らが求めてやまなかった種兵たちの姿が。
それを見た妊兵たちは我先にと開いていく壁に殺到し、我先にと壁の隙間に入っていく。
妊兵たちと同じように焦らしに焦らされた彼らも、それに応えるかのように妊兵のもとに駆け出す。
そして壁が開ききるより先に、そこかしこ兵士となる子供の生産が開始される。
それはまさに獣の交わり。たまりにたまり、くすぶり続けた思いをぶつけるかのような、激しい交尾であった。
「ウオオオォォォ・・・ッ!」
「ヒィンッ・・・!?」
「オ、アアァッ!?」
「キャアンッ・・・♪」

種兵たちはたまりにたまった性欲を吐き出すかのように次々と妊兵たちの中へと子種を注ぎ込む。
妊兵たちはそれを歓喜の表情でそのすべてを受け止める。
その体内では大量の精子たちが卵子に群がり、1つになって新しい生命に変わっていく。
普通ならばこの生命たちは時間をかけ、ゆっくりと成長していくのだろう。
しかし今生まれた生命のもととなったのは、強化された精子と卵子。ここで終わるはずがない。
結びついた受精卵はすぐさま成長を始めた。

「お、お、おおっ・・・!?」
「あ、ひっ・・・!?き、来たぁっ・・・♪」
「あ、赤ちゃんっ!赤ちゃんでおなかがいっぱいになるぅっ!?」

受精した妊兵たちの腹がボコボコとうごめきながら、風船のように膨らんでいく。
それに合わせ、その胸には母乳がたまり、胸が大きくなっていく。
急激な肉体が起きているというのに、妊兵たちにあるのは快楽にひたる至福の表情だけ。
腹の膨らんでいく妊兵に、種兵はおかまいないしに種付けを続ける。
まるで生まれてくる子供に養分を与えるかのように。
そして1時間後。母親となった妊兵たちが一斉に破水した。
だが種兵たちはそれを許さない。まだ母親の中にいろとばかりに猛然と腰を振り続ける。
それは制度が施行されてから生まれてくる子供たちが最初に迎える試練であった。
この後、生まれてくる子供たちには兵士としての厳しい生活が待っている。
この試練をパスできなければ、生きていくことなどできないのだ。
もっとも生まれてくる子供は普通の子供と体のつくりが違うので、そんな悲惨な事態になることは少ないが。

オギャア、オギャアッ・・・!

父親の猛攻に耐え、次々と生まれてくる子供たち。
だがその相手をするものなどだれもいない。
母親も父親も、次の子供を仕込むのに手いっぱいだった。
そんな中、生殖室のドアが開き、そこから防護服に身を包んだ者たちが入ってきた。
彼らはこの国の兵士。生まれてきた子供たちを回収しに来たものたちである。
兵士たちが子供たちを回収する中、また新しい生命が次々と誕生し、また回収されていく。
カリマ公国はこのようにして優秀な兵士たちを増産しているのである。
生まれたばかりの子供たちはその後コンピュータという名の保育器に入れられ、薬と催眠波で祖国に忠誠を誓う、優秀な兵士として急成長させられる。
知識はコンピュータで、身体は薬で強化できるので兵士の量産は実にスムーズに行われている。
普通に考えれば人権も何もない、狂気の沙汰としか思えないこのシステム。
長引く戦争は人々からまともな思考やモラルを奪い、このイカれたシステムを現実に誕生させた。
そんな狂気の時代であったが、どこにでも変わり者と呼ばれる者はいるもので。
この施設には妊兵・種兵システムの存在に疑問を持つ1人の若者が働いていた。
若者の名前はルクス=ファーン。
この施設で獣となった妊兵・種兵の面倒を見ている若き兵士だった。

「あ〜〜〜♪もっと、もっとぉ♪」
「おちん○ん!もっとたくさんお○んちんほしいよぉ!」
「おんなぁ〜・・・もっとおんなをだかせてくれぇ〜・・・。
 せーえきがあふれてあふれてとまらねえよぉ〜・・・」
「うほっ♪うっほ、うほほっ♪」
「あ、こらバカやめろっ!?汚えモン入れようとすんなっ!?オレは男だぞっ!?」

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