PiPi's World 投稿小説

特別慰安隊
官能リレー小説 - 戦争

の最初へ
 4
 6
の最後へ

特別慰安隊 6

完全に腰が抜けて立ち上がれなくなったクリスは、そんな一見シュールな光景を黙って見ていた。
最初、必死に抵抗していた彼女は、5人目を超えた頃から暴れるのを止め、最後の方には自ら男に抱きついて歓声を上げながら腰を振っていた。
彼女の中に新たな感情が芽生え始めていたのだ。
最初、愛してもいない男に身体を開き、誰が父とも知れない子を産むのが嫌で嫌で仕方なかった。しかし、必死に自分の上で腰を振る兵士達を見ている内に、その考えは変わり始めた。
もしかすると、この兵士達にとっては、これが最後のセックスになるかも知れない。だからこそ彼らは文字通り必死の思いで自分を孕ませようと腰を打ち付けた。オマ○コの中、少しでも深く…子宮の中へ精液を注ぎ込もうと懸命に突いた。
それは自分の遺伝子をこの世に残したいという生物の本能…メスに自分の子を孕ませたいというオスの本能からだった。
そんな兵士達のオスの本能を無意識に感じ取ったのか…彼女の中の嫌悪感は嘘のように消え去り、変わって快感が津波のように押し寄せて来た。
それは彼女の中の“このオスの子を孕みたい”というメスとしての本能だったのかも知れない。だが今のクリスにとっては、そんな事はもはやどうでも良かった。
194部隊が帰った後、マリアナはまだ動けないクリスに歩み寄って尋ねた。
「お疲れ様、エルバート少尉。ごめんなさいね。まさか処女だったとは思わなかったわ…で、どうだったかしら、特慰隊の仕事は?これから隊員としてやっていけそう?」
「…はい。ふつつか者ですが、よろしくお願いします!」
クリスは自信を持って答えた。もう迷いは無かった。
マリアナは言った。
「やっぱりそう言うと思ったわ」
「へ?」
「実はね、アナタが特慰隊に入るのを嫌がってるって司令に聞いてたから一計を案じたのよ。エスリィス准尉に頼んで、わざとこの乱交会場にアナタを連れて来たの。特慰隊の任務とその意義を理解させるには口で説明するより、これが一番だからね」
「知ってたんですか…」
全てはマリアナの計画だったという訳だ。だが別に腹は立たなかった。
「少佐も人が悪いですよ。私、本当に驚いたんですよ?」
「ごめんなさいね。でも口で説明するより実際に経験させた方が早いから。ここにいる皆も殆どそうなのよ」
女兵士達は皆、恥ずかしそうに苦笑いした。
「まぁ、私は最初から望んで来ましたけどね!」
アリサが胸を張って言った。
「何言ってるの。アンタ最初、泣きじゃくって失禁したくせに!」
「そ…それは…!!」
誰かがそう言ってアリサは慌てて真っ赤になる。部屋は女達の明るい笑い声に包まれた。

SNSでこの小説を紹介

戦争の他のリレー小説

こちらから小説を探す