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愛すべきは♀
官能リレー小説 - 同性愛♀

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愛すべきは♀ 3

「さあ…弾いてごらんなさい。」
「ど…どうして裸で弾くんですか?」クララが半ば泣き声で聞くと、織音は
「あなたの音に何か足りないのは、あなたがそんなふうに恥じらいを偽ってるからよ。」と強く言った。
「あなたの奏でる音に足りないのは『官能性』よ。演奏を聴くひとたちの性器を刺激する響きがないのよ。誰かに裸を見られたらどうしよう、なんて気持ちでなく、誰か私の裸を見て!って気合いでないと、ひとの性器に伝わる演奏なんか出来ないわ。」

クララは、織音の言葉で気づいた。確かに今、目をつぶって聴いた織音の演奏に自分は性器をくすぐられたのだ。
クララはピアノを奏ではじめた。「見て、見て!ここは学校の中なのに、私ハダカなのよ。ほら、パンティーもはいていないのよ。」…心の中でそう叫ぶうちに、クララは自分の演奏する音に、性器をくすぐられていた。
「すばらしかったわ…」織音はクララを抱き寄せた。「あなたの演奏を聴いて、こんなになっちゃった。」
織音は脚の間を広げて見せた。そこからはキラキラ光る液体が流れ落ちていた。
織音はクララを抱きかかえると、椅子の上に二人重なって座りピアノに向かった。織音は言った。
「二人羽織みたいね…これでもう一度弾いてちょうだい。ペダルは私が踏んであげる。」
クララは鍵盤に手を伸ばした。演奏が始まると、クララは脚の間に温かいものを感じた。背中から織音が手をまわして、クララの股の間をいじりはじめたのだ。…否、織音の指づかいは、クララの鍵盤を奏でる指づかいそのまま。クララはピアノを奏で、織音はクララを奏でていたのだ。
クララは演奏は清らかなる行為だと思っていた。演奏前には、心によこしまなものが宿らないようにするのに必死だった。それが思うようにいかずに苦悩していた。
しかし、織音によって自分の淫らなる心を、思い切り演奏に反映させる素晴らしさを知った。織音が指でさぐるクララの秘処からは、粘液があふれて床にまでしたたり落ちた。織音は濡れた指を秘処から離し、クララの可憐な乳首に粘液を塗りたくった。
「くっ…」クララは声をあげそうになった。その耳に織音はささやいた。
「ガマンせずに声を出しなさい。私がいいって言うんだから。ここでは演奏のエクスタシーを、ためらわずに声にして出しなさい。」
「せ…先輩…気持ちいいっ!…好き…大好き〜っ!」
クララは気持ち良さにあえぎながらも、手は正確に鍵盤を愛撫していた。

 ───◎───

学院の隅に森に囲まれた小さな校舎がある。そこは「隔区教室」と呼ばれ、別に仕切りはないが生徒たちが近づくことはなかった。
そこは「おバカ」が、他の生徒の邪魔にならないように、自分のペースで教育を受ける場所であった。だから成績が落ちるとその生徒は「隔区行きになるわよ」とからかわれていた。
朝、「隔区」に車が到着した。ここには校舎の中にまで直接車が乗り入れられるのだ。車から降りたのは可憐な一年生の「くるみ」であった。
くるみは急いで教室に駆け込んだ。教室には一人、背の高い生徒がいた。彼女は駆け込んできたくるみを見つけて、両手を広げて迎えた。
「くるみタ〜ン!」「ち〜タ〜ン!」二人は抱き合って頬を寄せあった。
「くるみタン、4日ぶりでちゅね〜。」
「ち〜タンと会えなくて、さびしかったよ…」


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