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姉貴
官能リレー小説 - 同性愛♀

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姉貴 9

部活をしながらでも、同級生や後輩の身体が妙に気になる。今まではこんな感情を持ったことはなかった。
(私だけが異常なの・・・?)
(みんなはどうなんだろう・・・?)
真剣に練習に取り組みながらも、性的な感情がどうしても頭の片隅から離れなかった。
そのような、いつもと違う朱音の様子に気づいた者がいた。同級生の薫である。
薫は身長160p足らず。朱音に比べるとずいぶん小柄な平均サイズの女の子。どちらかというと華奢で、本人も貧乳ぶりを悩むほどの体型。しかし、運動神経は非常に優れており、これまでも数々の大会で上位入賞を果たしてきた実力者でもある。そんな薫が、他の人間が気づかない朱音の異変に気づいたのは、普段から朱音に視線を〜しかも恋愛感情を込めて〜送っていたからである。
「ねえ、朱音」
「ん?」
「何かあった?」
「何かって・・・別に・・・」
「いつもと違うような気がするんだけど・・・」
「そ・・・そうかぁ?」
見透かされているような気がして、朱音は思わず練習の手を止めて薫を見た。
自分よりかなり小柄なかわいらしい薫の姿。姉のような女性らしい色気はないが、汗が光る首筋からは、健康的な魅力が感じられる。長いつきあいであるが、このような目で薫を見たことはなかった。
「何かあったら言ってよ。朱音と私の仲なんだから。」
「あ、ああ。ホントに何もないから大丈夫だって。心配させてごめん!」
「ならいいんだけど・・・。さ、じゃあ練習続けよう!」

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