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姉貴
官能リレー小説 - 同性愛♀

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姉貴 4

長風呂ではない朱音は、すぐ風呂からあがり、夕食の手伝いをしていた。
「お!姉貴!今日は焼肉かぁ!」焼肉の二文字に心踊らせる朱音。
「いっぱい食べて体力つけないと、体がもたないわよ?」と、蒼音は遠回しにこれから起こることを宣言した。
「ん?まぁ空手も体力勝負だしな!いっただきまぁす!♪」

********

「もう……食えねぇ…」
朱音はそう言うとフラフラと部屋に戻って行った。
(フフフ……いよいよね…)その目は、艶美に、妖しく輝いていた。
ふぅ、と一息ついた朱音は、妙に目が冴えていた。
(焼肉で元気つけすぎたかな?)等と思い込んでいるが、実は、蒼音がコッソリと媚薬を混ぜていたのだった。
(んん…あそこが……)
まだ『そういうこと』を経験したことのない朱音は困惑していた。
(どうすりゃいいんだ?ぅわ!漏らしたのかあたし!?!?)
朱音は秘部がグショグショに濡れていることに気付き、失禁したと勘違いした。(うわぁ…どうしよう…姉貴に言ったらいい笑いもんだし…)
そうこうしていると、蒼音が階段を上がってくる音が聞こえた。
(うわぁ!やべ!姉貴だ…!)
「朱音―、こないだ貸したCDかえして?」ドアの向こうから蒼音の声が聞こえて来る。
「い、今持ってくからちょっと待って!」と、明らかに隠し事をしている態度の朱音。「何?いいわよ行くから」「え!ちょっ…待っ…」
ガチャ…
無情にもドアが開く。
「ねぇ朱……あらぁ…朱音ちゃん…その年でおもらし?ふふ…」もちろん蒼音は知っている。しかし、あのクスリがここまでの効き目だとは思っていなかった。
「い、いや、これは、その…」
うまいいいわけも思いつかず、しどろもどろになる朱音。恥ずかしさのあまり顔は真っ赤になり、姉を直視できない。しかし、その恥ずかしさとともに、今まで味わったことのない感覚が、体の中からわき起こってくるのを感じていた。
(え…な、何これ…なんかすごくムズムズする…おかしいぞ…どうしちまったんだ??)
そんな妹の表情の変化に気づき、フッと笑みを浮かべる蒼音。心の中では手を叩かんばかりに喜んでいるのだが、その様子を表に出さず、軽く笑みを浮かべたまま声をかける。


「とりあえず着替えたら?そのままじゃ気持ち悪いでしょ」

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