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姉貴
官能リレー小説 - 同性愛♀

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姉貴 25


…翌日。学校での授業中,朱音はずっと昨日のことを考えていた。薫との部室での行為,姉との行為,どちらを思い出しても身体が熱くなってくる。
ほんの数日前まではこんな感覚に陥ることなど考えもしなかった。性欲がまったくなかったわけではないが,まさか自分が同性とのセックスにこれだけの快感を得るなんてことは想定していなかった。しかし,この快感を身体が覚えてしまった以上,そこから抜け出すことは困難だということもまた強く確信していた。
・・・放課後。部活動の練習で汗を流した朱音は,薫と一緒に帰宅の途についていた。周囲の目も気にして,今日は薫と身体を重ねることもなく至って普通に練習したのだが,はっきり言って欲求不満気味の二人は,もんもんとした気持ちをどうしたらいいのかわからない状態であった。
「明日休みだし…どう?…うちに泊まってく?」
朱音は思い切って薫を誘ってみることにした。ダメでもともと,断られたらまた今度,というくらいのつもりであったのだが,薫の返事は意外なくらい好感触であった。
「家に連絡さえすれば,朱音のところに泊まるっていえば大丈夫だと思うけど…いきなりでいいの かなあ?」
「うちだったら構わないって。姉貴だって喜ぶんじゃないかな。」
帰宅すると両親は不在。どうやら父も母も出張で今夜は帰ってこないらしい。制服を着替えてリビングに向かうと,ちょうどアルバイトから帰ってきた蒼音と会った。
「こんばんは!お久しぶりです!」
「あら,薫ちゃん来てたんだ。ほんと久しぶりね。今日は泊まってくの?」
「はい,朱音に誘われて…。お世話になります。」
「ゆっくりしていってね。また後で話しましょ。」
蒼音は自分の部屋へと上がっていった。

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