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性戯の味方
官能リレー小説 - 同性愛♂

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性戯の味方 10

狼男はまたも抵抗を再開した。どうにか尻だけは守ろうと腰を引き、逆にバックをとろうとしてくる。
こうなってしまえばまたもいたちごっこの様相になってくる。
小屋の中をグルグル複雑に回りながら、寝技と投げ技の掛け合いに発展した。
しかしお互いの性器に打撃をくわえる様な事はしなかった。両手の鋭い爪で肉をえぐる事もしなかった。
いつの間にか2人に暗黙の了解が出来ていたのだ。
壁が揺れる程の暴れようだったが、それは誰にも気づかれる事は無い。
山小屋は放置されてかなり経過している。しかも新たな登山道がこの小屋からずいぶん離れた所に作られたのでここには誰も近寄る事は無いのだ。
倫一は相手に攻撃中止を命じた。
そして相手の動きを見つつ小屋の備え付けのランプに火を入れた。銀色の肉体と黒い肉体が照らし出される。
改めて見る狼男の肉体美に倫一は冷静さを失いそうになる。
繊細に作られた古代ギリシャの彫刻のようでありながらそれでいて野性味もある。
そんな肉体の雄と今戦っているんだな…。
相手の狼男も同じ事を思ったらしい。
突きつけられた黒い肉棒が震え、先走りが放出され始めた。
倫一は早速黒い狼の尻に手を伸ばした。消耗戦から抜け出したかったというのもあるが、興味の方が大きかった。
相手はこの動きに対応出来なかったらしく、やすやすと尻を掴んだ状態に持ち込む事が出来た。
イメージ通りの筋肉質な感触に倫一は更に高ぶる。
その雄らしい尻にこの金属並みの肉棒をねじり混んだらどれだけ気持ちいいだろうか…?想像しただけでモノが脈打つ。
相手の体を心配していないわけではなかった。しかし、好奇心の方が強かった。
倫一は更に手を伸ばし、肛門を探った。本物の狼のように毛深くはなかったので探すのは容易なのだが、相手がもがくのでなかなかうまく指を挿入できない。

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