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性戯の味方
官能リレー小説 - 同性愛♂

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性戯の味方 7

「凄い…なにもかもが高まっている」
倫一はその常人離れした力にまたも股間が熱くなるのを感じた。
「また、抜きたい…!」
その雄臭い思いは中断された。
草むらの一部が激しく揺れ、がさがさと音をたてたからだ。
小動物だとは思えなかった。明らかに誰かが居た。
倫一は鋼鉄の様な巨根を揺らしながら振り向く。
「誰だ!」
尖った耳が揺れるのがチラリと見えたと認識した次の瞬間、倫一は森の中を激しく転がっていた。あの狼男がまたも飛びかかって来たのだ。
また俺を襲うのか…。
倫一と狼男は絡み合ったまま斜面を転がり落ちていく。そして山小屋のような所の前でどうにか止まる。
山小屋は目に見えて寂れていた。人の気配はなく、ドアも黒く錆び付いているようだった。
倫一はひっくり返って目を回している狼男に覆い被さる。
こんな光景、人に見られたらどうなるか…。
まず間違いなく、両方問答無用で攻撃されるだろう。生け捕りにされたとしても、ろくな目に遭わないだろう。
山小屋に人の気配が無かったのは、変化をした今となっては幸運だったとしか言いようがない。

あおむけになっている黒い狼男が抵抗を始めた。
「ええい、大人しくするんだ」
倫一はその狼の動きを先読みしつつ、抵抗に対応した。
はなから倫一が優勢の戦いだった。黒い狼は手玉にとられているような雰囲気すらある。
銀色の狼…倫一は黒い狼と比較して繰り出す技のバリエーションが多く、単純なパワーやスピードそのものも上回っていた。同じなのは防御力くらいだ。

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