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性戯の味方
官能リレー小説 - 同性愛♂

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性戯の味方 5

ゆっくりと雲が動き、眩しいぐらいの満月の光が、そんな倫一の姿を露にする。

静閑そうに裾を刈り上げられていた頭髪は無造作に伸び、滑らかだった肌さえも、体毛が浮き出していた。
四つん這いの恰好ゆえに倫一のその姿は正しく獣…
腰を激しく上下に動かし、射精することしか頭にない盛りのついた狼にしか見えなかった‥

「ウーッ…ウーッ」
野獣めいたうなり声をあげながら倫一は地面に腰を打ち付ける。
地面をかき回す硬いものは人間の形のままだ。しかし、背中はすっかり獣毛に覆われ人間の時の原型がない。
尻からは尾のようなものも生えつつある。腰が前後する度に変化が進んでいるのだ。
避けた口元から涎が滴り落ちる…
ペロっとそれを舐め取る舌さえも、野獣のように長い。
もはや倫一の姿は人間には見えなかった。
それが人間であることを証明できるとしたら、変化することの無い男の逸物だけだった。
それはオオカミ科の動物には決して無い亀頭が大きく雁を張り、その下に3つ並んだホクロが唯一、倫一であることを示す証しだった。
その立ち上がっている逸物は限界が近かった。
放出される先走りは白さが増してきていて、涌き出る量も多くなっている。
倫一が完全に狼男と化した時、それは強烈な快感になりついに彼が待ち望んでいた絶頂を迎えた。
「アオオーン…!」
倫一は地面から逸物を離すと尻を高く突きあげて、狼の遠吠えをする。
土から離れた事で、ドビュ!っと飛翔した白濁の液は、月明かりに輝き、遥か彼方まで飛んでいく。
ドビュ!ドビュ!ピュピュピュピュ!…
倫一が放つ大量なそれにより、辺り一面は栗の花のような妖しい香りに包まれいく。
正にそれは、獣が縄張りを確保する為のマーキングのようだった…
ピュピュピュピュ!…
淡い肉色の、形いい倫一の陰茎先端からの射精は、その遠吠えと共にいつまでも続いた。

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