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性戯の味方
官能リレー小説 - 同性愛♂

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性戯の味方 4

しかし運が良いのか悪いのか、人の気配は全くない。しばらくは通報される事は無いだろう。
そのおかげで倫一は股間の異様な昂ぶりに意識が集中してしまう。
グチョグチョ
右手が根元から先端に向かう度に透明な液が絞りだされるように放出される。
倫一はなんども尻を天に突き上げながら、どうにかこの快感を抑えようとする。
しかし一向に射精の兆しは訪れなかった。
普段ならば恥じる程に早いというのに、熱くなったソコは自分の触手では物足りないとでも言うかのように 透明の液を吐き出すだけだった…
「くっ…」
ソコの膨張は益々進み、その痛みに声が漏れる…
倫一は致し方なくそれを地面に擦りつけ、懸命に腰を前後に動かした。

土が擦れる痛みは全く無かった。むしろ、気持ちいい…神経が麻痺しているわけではないらしい。
まるで性器全体が金属になって硬く丈夫になっているかのようだった。
ただ、扱いている手に金属独特の冷たさや無機質な硬さを感じることはなかった。
倫一はただ射精だけを求めて腰を振った。
その摩擦により地面には跡がつき、いつしか固い土面が掘れていくほどだった。

「はあはあはあ……は、早く………イキ…たい」
熱い吐息を漏しながら、地面に向かい昂りを突き入れる倫一は、まるで神聖なこの森の大地を…犯しているかのようにも見えた…


狼のなにかに襲われた事は頭から抜け落ちていた。
性欲はますます高まり、体はそれに比例して強化されていく。
今はもうそこらのプロボクサーにでも勝てるほどになっているのだが性欲と快感に翻弄されている彼が気づくことはない。

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