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性戯の味方
官能リレー小説 - 同性愛♂

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性戯の味方 3

その熱さが身体全体に巡る来るような、妙な感覚があったのだ。
それを少しでも冷やすべく、水の湧き出る場所を求めて倫一は道なき道を急ぐ。
そうしている間にも身体は火照り、全身から厭な汗が滲み出てきた…
毒なのか…?
息を『はぁはぁ…』と荒く吐きながら、地面に膝を着く…
もはやその熱さは全身に行き渡り、剥き出しになった股間までにも血流を巡らせていった。

動けない。いや、体は問題なく動くがまともに歩く事が出来ない。
熱い、熱い…。
強烈な熱に視界が歪み始め、鼓動が速くなっていくのが倫一には分かった。
くらくらと歪んでいる地面には大きなシミが出来ている。
これ、俺のから出ているのか?
眉間に皺を寄せ、自分のものに焦点を合わせる。
それは自分のものとは思え無い程に勢り勃ち、その先端からは大量なる透明な液体が溢れ出ていた…
こ、これは一体…ど、どういうことだ?…
自分の意志とは全く関係なく勃起し、しかも先走り液を迸らせていることに狼狽しながら、倫一はそれを制するように強く握り絞めた。

明らかに大きくなっていた。
倫一のは極端な短小ではないが、立派というわけでもない。いわゆる人並みのサイズだ。
それが今は一回り近く太く感じる。自分が理想に思っていたサイズだが、今は喜んでいる余裕もない。
亀頭はパンパンに張り詰めて、竿の部分には幾本の血管が浮き出してきていた。
早くこれを何とかしなければ、これ自体が爆発してしまいそうな気さえ起きてくる…
倫一は、四つん這いの状態で両肩を地面に着き、その昂りを扱きあげるしかなかった…

大量なる先走りにより、クチョクチョとした卑猥な音が、静まり返った森の中に木霊する…
もしこんな恥ずかしい行為を誰かに見られでもしたら、自分は間違い無く淫乱男として警察に捕まるだろうとも思えた…

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