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堕天使領域
官能リレー小説 - 同性愛♂

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堕天使領域 6

彼等を閉じ込めていた見えない壁が無重力の球体に変化したらしかった。
外部からの操作によるものではあるが力強く優雅に、そしてもつれ合うように飛び交う雄。
驚くほどに芸術的であり、そしてなにか雄のエネルギーを感じさせた。
空中で振り回される彼等はひたすら巨根をぶつけ合い、そしてたがいに浴びせように発射した。
時にはトビアに引き締まった尻を貫く物を見せつけるかのように股を広げてきた。
トビアはいつしか堅く勃起していた。雄らしい謎の行為にあてられたのだ。
仁王立ちで巨根をクチャクチャと扱きあげる。もはやシャマードの事は眼中にない、空中で強制的に兜合わせなどをさせられ続けてる彼等も同様だろう・・・。
彼等の動きが目に見えて変わった、あまりにやられすぎて性欲が暴走したのだろうか両目は赤い光を帯びている。
動きの主導権が魔法ではなく彼等に移ったらしい。
3人は尻に入っていた奇妙な棒を引き抜いて捨てると泳ぐような動きで中心へと集まり、お互いのペ●スを握りあった。もだえる声が響いた。
そして片足を大きく上げると握っている剛直を一斉に自らの尻にぶち込んでいた。
ずごおっ
巨根がお互いの引き締まった尻に深々とはまり込み、3人は空中で連結状態になった。
誰からともなく激しく腰を振り始める。
ぐっちょんぐっちょんと逞しく挿入が繰り返される様子はなにか巨大な機械のジェネレータのようであった。
前と後ろからの刺激に、彼等はあっという間に果てた。しかしそれでも止まるどころか更に腰の動きが早まりつつあった。
絶頂を繰り返し、そしてひときわ深く打ち込むとそのまま気絶してしまった。
浮いていた彼等の肉体は意識が遠くなるのに合わせ地面へと落ちて行く。
気が付けばトビアのペ●スもドロドロに汚れていた。

シャマードは困っていた。
胸を見せ、発情をさせ飛びつこうとしてきたのを採掘に使うエネルギー採取用の魔法陣に閉じ込める。それは上手く行った。

目論見通り前立腺を擦られて彼等は濃い物を魔法陣にはなった。
だが彼等はお互いの巨根に発情し予想以上に強烈な雄の力を生み出してしまった。流石は絶倫ミノタウロスである。
挙句、雄同士で連結まではじめてしまった。文字通り彼等は本当にジェネレータのようになっていたのだ。
ただちょっと尻に挿入されて悶絶する彼等の反応を見て楽しみ、そしてそこから得た力を採掘に利用しようと思っただけだったのに。
膨大なエネルギーは触媒にした金の塊を溶かしいくつかの書類を焼いた。フラスコもいくつかが壊れる始末。
「やっぱり素直に炭鉱夫に掘らせた方が良かったな・・・、慣れない事はするもんじゃないわ」
滅茶苦茶に潰れてしまった金の塊をシャマードは残念そうに見つめる。彼女は迂闊にも部屋の中にトビアが居る事にはまだ気が付いていない。
シャマードは完全に油断していた。今まであまりに上手く事が運びすぎたのだ。
その反動が今回のちょっとした失敗である。その失敗が更に彼女の精神を動揺させた。
隙だらけだった。トビアはいつでも彼女を殺せた。
しかし、それで協定が駄目になってしまっては元も子もない。
結局、優位な立場にありながら様子を見ることぐらいしか出来なかった。
ちょっとした気まぐれが生んだ行為は更なるトラブルを発生させていた。
雄の過剰なエネルギーにより洞窟の壁の一部がえぐれていた。
だが倒壊に至る程では無い、実際大広間の誰も衝撃に気づかぬほどだった。
そのわずかな通路から筋肉質な男達が流れ込んできた。
緑の大柄な肉体に、粗末な斧。ミノタウロス族と同じくらいに数の少ない魔物、オーク族だった。
普段彼等は心臓等を覆う程度に革の装備を身に付けているのだが、今回襲撃してきた彼等は違った。
新たに加わったオーク達もここに居る者達と同じく全裸だった。ブーツすらも脱ぎ棄てて、がにまたで斧と股間を振っている。
オーク達は大広間での乱交に発情させられて自慰をしていたのだろう。
自分達よりはるかに人数の多いミノタウロスから女を奪う事を諦め、突如開いた裏口から入り込んだというわけだ。
判断としては間違っていない。洞窟出入り口には厳重なバリケードがあるし、大広間に飛び込むのは危険すぎた。
しかし、このオーク達は運が無かった。
シャマードと隠れていたトビア両方と鉢合わせになってしまったのだから。

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