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堕天使領域
官能リレー小説 - 同性愛♂

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堕天使領域 3

 だが、その後に洞窟に入ってきた長い灰色の髪の20歳ぐらいの女性―――シャマードの言葉に、皆喜びの声を上げた。
「私達はアポルオンの衛士隊よ。安心しなさい、ミノタウロス達は私達が殲滅したわ」

 数人の衛士達を護衛に就け、囚われていた女性達を先に街へ戻すと、洞窟の奥の壁をシャマードは調べ始めた。
「どうやら、ミモンの言ったとうりね」
 壁の所々で光っている物………金鉱石を見てシャマードは笑みを浮かべる。

 今回の彼女達の目的は、この洞窟にあると考えられていた金脈であった。
 
「フフッ、今回は大漁ね」
 シャマードは一人つぶやく。
「昨日はハニエル。今日は金脈。
 それと、逞しい鉱夫達―――」
 囚われていた女性達にミノタウロス達は殲滅したと言ったが、実際には降伏した者達は生かしていた。
 シャマード達は彼等を従えさせ、この金脈で鉱夫として働かせるつもりであった。
「さて、目的も果たしたことだし、祝いの『宴』を始めましょうか―――」
 そう言って、ミノタウロスとベリア達が待っているはずの広間に戻ろうとすると、その広間の方から3匹のミノタウロス達が歩いてきた。
「あら、どうしたの?」
「それが、ベリア様が先にパーティ始めると言い出しまして……」
 ミノタウロス達には自分より強い者に従うという習性の様なものがあった。
 シャマードの問いに答える言葉遣いから、彼等はシャマード達を既に『強者』と認めている様子である。
「男18人で女6人だから、1人ちょうど3人ずつ。
 それで、俺達3人はシャマード様の分と言われまして」
「女6人ねぇ……」
 シャマードとベリア。それに残っている4人の衛士達は全て堕天使だった。
 だから『女6人』というのは、正確ではないのだけれど………そう思いながら、シャマードがクスクス笑う。
「それで、我慢できなくなってここに来たのね」

 この時シャマードは、黒い金属製の籠手と脚甲。
 そして背中が大きくカットされた、黒いレオタードの様な物を身につけていた。
 妖しい笑みを浮かべながら両手の籠手を外すと、シャマードはレオタードの肩布を外していく。
「あなた達も脱ぎなさい。私達はここで宴をしましょう」
 両方の肩布を外すと、形の整ったDカップの美乳が零れ出る。
「あぁ、なんて美しい胸だ……」
 お世辞などではなく、心からの賛辞を言いながら、ミノタウロス達も腰布を脱いでいく。
「はぁ……あなた達も素敵よ」
 うっとりとした表情で、シャマードは目の前に並べられた三本の巨根を見つめながら、レオタードを脱いでいった。

 天使・堕天使達は、男性器を自由に体内に収納する事ができた―――

 目の前に現れた美しい‘女体’に、フラフラと近づいて行くミノタウロス達。
「さぁ、始めましょう。私達の『宴』を………」
 
 

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