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次世代型鬼ごっこ
官能リレー小説 - 同性愛♂

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次世代型鬼ごっこ 5

その雄の歌声に囲まれて白と黒の戦いは続く。
2人は円陣に配置された脱落者の中央を最終決戦の場に選んだ。
賞品の女がそこに現れるというのが理由だろうが、脱落し物を握り締める彼等に興奮を促されたのかも知れなかった。彼等に見せつけるように戦う。
これに乗った脱落者達は立ち上がり、応援を始めた。薬草を塗りたくられ立たなかった筈の物が鋼の様に堅く膨張をする。
望んでいた肉棒の変化に脱落者達は更に雄叫びをあげる…。
しかし、まだまだ射精には程遠い。緑に染まった肉棒はしっかりと立ちあがってはいるものの…。
扱きやすくなった事により彼等の寸止め感は更に強まった。

2人の対決は完全に互角だった。技の種類が違うだけといった感じだ。
この攻防は永遠に終わらないのでは、脱落者達の頭にそんな不安と期待がよぎり溢れる蜜の量を増やす。
だがその予想に反して終わりは突然訪れる。
2人の蹴り技がクロスした時、股間の角がはぎ取られた。完全な引き分けだった…。
こんな奇妙な儀式がいつから行われているのか、本人達もはっきりわかっていない。
太古から行われていたようにも感じられ、これが初めての様な気もする。
なにもかもがあやふやになっている。しかし、結果が引き分けというのは誰の記憶にも無かった。

勝者には賞品が与えられる、そんなルールしか決めていなかった彼等。
誰もが動けずに居た。
勝負を2人でやりなおすのか、2人を負けという事にして優勝者無しという事で終わらせるのか。
神官ですら判断に迷い股間を押さえて、ただ呻くばかり。
なにもかもがおかしかった。

男達の視線の真ん中で、彫像のように凍りついていた2人が動いた。咄嗟に神官達が2人を引き離そうとする…が間に合わなかった。
まだ柔らかいが最大限に精を高められた物同士が近付いていく。
褐色のものと白色のもの、萎えているが甲乙つけがたいその2つの先端が合わさる。
「ぐわぁああぁぁああ!」
込み上げてくる衝動に2人は思わず声をあげる。薬草にまみれた2色の竿が激しく震えてぶつかり合う。
腰を小刻みに揺らして悶絶をする鬼の2人。股間のものはまるで暴れる蛇のように絡み合う。
あまりの光景に引き離そうとしていた筈の神官達の手も止まる…。

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