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次世代型鬼ごっこ
官能リレー小説 - 同性愛♂

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次世代型鬼ごっこ 3

8人になってしまったがバトルは更に激しさを増していた。
全員が敵の大混戦に、もはやなにがなんだかわからない。
密集し入り乱れすぎて誰も決定打を出せない。自然と戦闘範囲は広がっていく。
間隔が開いた事により少しだけ鬼ごっこらしさが戻ってきた。
しかし、走り回る男達の間では散発的に技の駆け引きが行われているのだ…。
バッズバッ
腕が足が、そして股間で反りかえる角のような物が至る所で交差する。
ある者が足払いをすれば、別の誰かがそれをしなやかに飛び越える。
その足払いをした者は更に別の誰かに背後から飛びかかられる。
背後から飛びかかる者をまた更に別の誰かが横から襲う。
色とりどりの角と仮面がぶつかり合う行為は、新たな脱落者を生み出した。
赤にまだら模様が入った面の男だった。他の鬼の回し蹴りをまともに食らい、一瞬ふらついた所を背後を取られた。
「うぉお…」
股間の深紅に輝く角が薬草と先走りに濡れた物を出すと同時に、彼も先程の桃色の者と同じように一心不乱に自慰を始めた。
残りの7人はその場で股間を練りまわす赤の男を避けるように動きのパターンを変えた。
脱落者に攻撃が当たってしまっては危険だし、なにしろその光景を見ていると性感が伝染してくる。
鬼達は角の中で気持ち良くなりだした物を押さえるようにしながら、赤の男に退路を作ってやる。
桃色の仮面の者が引き寄せられたように、彼も魔法陣の1つに入った。
こんな調子でまた1人また1人と脱落者が増えて行く。
その度に鬼達は今まで戦っていた屈強な者の一心不乱な自慰を見る事になり、興奮が高まっていく。
それに比例して独特の雄の匂いも濃くなってきた。
そんな興奮した空気でありながら、薬草の効果でまだ誰も勃起すらしていない。
一番に脱落した桃色の仮面の者ですら、立たせる事が出来ないでいる。
むせかえるような香り、炸裂する技の数々そして雄の唸り声。
賞品にされている女がこの光景を見ていればどう思うだろうか。
もしかしたらあまりの男らしい空気に発情して自慰を始めているかも知れない。

鬼の数は更に減って4人となっていた。

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