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tokubetsu
官能リレー小説 - 同性愛♂

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tokubetsu 3

未経験の俺の昂りはこれ以上無い程に勢り勃っていた。
ソレを一馬の塊が押し付け、小衝き、摩擦する・・・
(このままでは、イッちゃう・・・)
堪らなくなった俺は一馬の動きを制する為にソコに手を伸ばした。

それは偶然だった。
決して一馬のモノに触れようとか、ましては一馬を誘導しようとした訳ではなかった。
ただ、押し進む快感を押し止めようと手を伸ばしたに過ぎなかった。

しかし俺の手は一馬の手により、ソコを握り締められた。
一馬は自らのチャックを下ろし、ボクサーの前立てから自身を引きずり出した。
そして、直に握った俺の手を軸に、前後に腰を振ってきた。
俺の手は一馬から流れ出る先走りでベットリと濡れていた。
それが滑りをよくし、更に一馬の動きをスムーズに動かした。
見上げる一馬の顔から汗が滴り落ちて来る。
着ているシャツは汗に張り付き、肌の色が透けて見えていた。
男らしい眉をしかめるその表情が愛おしかった。
堪らなかった。
我慢できなかった。
俺は自らスウェットをずらし、自分の昂りを一馬に合わせ、握り、扱いた・・

その行動に一馬は動きを止めた。
え?・・・・
俺は恥ずかしくて一馬の顔を見ることはできなかった。
目を硬く瞑った・・・・後悔した。
淫乱な奴と思われたかもしれない・・
男に慣れていると考えたかもしれない・・

俺は自分がとった行動に、泣きたくなった。


え…?
俺の心配は余所に、突然、股間に生温い滑りを感じた…
え…?えっ!?…えぇぇ!
俺は肘を支えに上半身を起こした。
うぁ…
俺の股間には、一馬が頭を埋めていた。
「き・汚いよ…いいよそんなコトしないで…」 
俺はそれを引き剥がそうと、その頭を掴むが、一馬はいっこうに止める気配はなかった。

俺にとっての初めてのフェラ…
普段は皮で被われている仮性の亀頭に、滑めった舌が通過する。
その痛痒いような、ゾクゾクとした刺激はオナでは決して味わったことのない、不思議な感覚だった。
(気持ちいいのか?・・・)
未熟な僕は、それが快感なのかどうかも分からなかった。

裏筋から舐め上がる舌が、カリの括れをぐるりと回った。
玉を含まれ、口内でコロリと転がされた。
脈道の膨らみを1本1本確しかめるように、尖った舌が上下した。
そして、俺の先走りを充分に含んだ一馬の指が、蟻の門渡りを滑り、
アナ口を回るように執拗に弄り捲った。
「あ!」
それは突然だった・・アナ口に指を立てられた瞬間だった・・
俺の勃起に収縮が巻き起こり、精液の塊が玉から、ドクリと尿道を駆け抜けて行くのが分かった。

「…あ!…あ!あああ…っちゃう!…イクッイクッ・・あぁぁーっ!!イクッ!!!」

ドピュ!…ドピュ!…ドピュ!ドピュ!…ドピュ!…ドピュ!…ドピュ!ドピュ!…

俺は一馬の髪を掻きむしりながら、大量の精液を放出していた。
"ゴホっ・・・" 咽せかえる一馬。
俺は慌てて一馬の口からモノを抜きとった。
「ご・ごめん・・一馬」
一馬は上目遣いで俺を見ると、涎と精液で濡れた唇を手の甲でグッと拭い、
“ゴクリ”と喉の突起を上下させた。

ドキッとした…

初めて見るその"漢"らしい一馬の表情に、俺は戸惑った…
そして、別れた彼女はいつもこんな一馬の一面を見ていたかと思うと、嫉妬心すら沸き上がった。
「気持ちよかったか? オレ、男にこんなコトするの初めてだ…」
「彼女にはしてたんだろ?…」俺は遂、口にしてしまった。
「ああ…こうされるの"あの女"は好きだからな…」」
一馬の口調には明らかに刺があった。

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