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忘れ去られた村の儀式
官能リレー小説 - 同性愛♂

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忘れ去られた村の儀式 7

「まあそう先を急ぐでない…事は順序を持って進行せねばな…」
そう言いながら司祭が右手を左右に振ると、今まで三人を抑えていた男たちの拘束が緩まった。
「もう捕まえておく必要もあるまい…三人とも覚悟を決めたでな…」
”覚悟“と言われても、何をさせられるのか分からないのでは…と、三人とも表情を曇らせるのも無理も無かった。
「そんな顔せんでもいい…お前たちにはこれから貴重な体験をして貰うんじゃ…この周りの男たちがそれを望んでも、決して味わうことの出来無い貴重な体験じゃ…」
「貴重、貴重って言われても…俺らには何が何だかさっぱり分からないんですけど…」
業を切らした雄輔が、司祭に向かい首を傾げる。

「そうだよ。それにこの人たちは誰なんです?…この村の人じゃありませんよね…」
健成もそれに続いて言う。
こんな若くてカッコイイ男たちなんて、この村では見たこともなかった…

「この者たちは、儀式には必要な若い精を溜め込んだ若者たちじゃよ…」
司祭はニッコリと微笑みながら男たちに目をやった…

司祭に続き、三人も男たちを改めて見る…
皆が皆揃って端正な顔立ち…逞しい胸筋に割れた腹筋は、かなり身体を鍛えていることが分かる…
それよりも何よりも、目をやらずにはいられないのは、褌の布を立ち上げている男たちの勃起だった…
その勢い故に、褌の脇から生の肉が見えていた。

「こ、この人たちが溜まっているのは分かるよ…、だけどそれと僕たちと…何の関係があるの?…」

この男たちのモノは、僕たちによってこんなにも興奮していると聞いたけど、それじゃあこの男たちもこの村の男たちと同じ様に、妖怪の妖気に侵されているってことなんだろうか?

「妖怪を誘き寄せる為には、若い男の精が必要じゃでな…」
「そ、それなら僕たちがいれば…?」
「もちろんお前たちは要てもらわなくてはならない…しかし妖怪を誘き寄せる為だけに、お前ら3人の貴重な精を使う訳にはいかないからのぉ…」

「貴重な精…?」
思わず雄輔は司祭の言葉を聞き返してしまう…
「おおそうじゃ…いくらこの男たちがお前たちより立派な男根を持っていようとも、お前ら3人から放たれる新鮮な精液には叶わないんじゃよ…」
「そ、そうなのか?…」
「ああ…益してはこの村の男らのように、おなごと交わってしまったもんは使いものにはならんでの…」
だからこの村の男たちではなく、この男たちを呼び寄せたという訳か…
「それじゃあこの男の人たちはおなごとは?…」
「流石雄輔だな…この者たちとて雄輔と同じようにおなごを知らない無垢な身体じゃ、敢て言うなら男の身体は知っておるんじゃがな…」

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