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LEON SAGA(レオン・サーガ)
官能リレー小説 - 同性愛♂

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LEON SAGA(レオン・サーガ) 6

レオンはゲイではない。
まして、女性との性愛にいろいろな行為をやりつくして、肛門を試してみようというほど、探求心にあふれた好色な冒険野郎でもない。
魔物が四人の中にレオンを招待したのである。
一杯どうかね、と酒場で酒を奢る気さくさだが、虫嫌いの女に飼い猫が自慢げに蝉やら虫を見せに持ち帰ってきたぐらいレオンは困っていた。
問題は四人のほうである。
魔物に弄られて肛門に指でも、落ちている入りそうな木材でも、レオンのぺニスでも、とにかく突っ込まれながら搾り取られたかった。
レオンにケツの穴を犯してくれと哀願して、アローなど泣きながら尻を揺らしているのだ。
魔物が、どうぞと言わんばかりに見つめている。
アローの様な(女受けの悪そうな)ゴツゴツした男が涙を浮かべて快感を求める様子はレオンを奇妙な気持ちにさせた。
レオンは鈍感で女性からの遠回しなアプローチに一切気付かない、こうもはっきりと体を求めてきたのはアローが初めてだった。
そういう趣味ではないのだが、今の彼等はどうにかしてあげたくなる。
レオンはそんな人物だった。

4人は突如レオンを飲み込むように絡みついた。
見知った者に攻撃できないせいであっという間に、全裸に剥かれてしまった。
アロー達が想像していた以上の物がぶら下がっている。次の瞬間、細い触手がレオンの雄の中にはまり込んだ。
「ぐうっ」
がしっ。
「ぬぬぬぬ・・・」
レオンはその触手を掴むと、必死に抜き取る。
「ぐああっ!」
なんと、レオンの両手が赤熱し、炎をまとった!!
赤熱した両手に握られたその触手は燃えながら抜け落ちると同時に、動かなくなった。
「おのれ!!」
別の触手が襲ってくるが、今度はレオンは手を手刀にして斬りかかる。
これは難なく焼切られ、そのまま燃え尽きた。
「今助けるぞ!!」
レオンの燃える手刀が、アロー達4人につながっている触手を次々に焼き切った。
これらの触手も次々に燃え落ちて、アロー達は自由の身となった。

「やるわね。」
その女は言うと、自らの右手から光を放ち、レオンめがけて光線を撃ってきた。
とっさに飛び退くレオン。
だが、触手の親玉の表面は不安定で、光線を避けるにはかなり不利だった。
「ちいっ!ならば!」
レオンは足元の緑色の渦に、手刀で攻撃を始めた。
「ゲビヒャー!!」
怪物が初めて声を上げた。ダメージを受けているようだ。
だが女からの光線攻撃も続く。
どちらを叩くべきか?レオンは一瞬だけ迷うが、真正面に飛んで来た光線を左手の手刀で叩き止めると、女をまず斬る事を選び、接近を試みる。
だが触手怪物も諦めない。
足元から新たな触手が襲いかかり、レオンは燃える手刀でそれらを切断しながら少しずつ女へと迫る。
だが。
足場が不安定なうえに次々に襲う触手。光線も飛んでくる。
もはや光線の外れ弾が触手を撃ち飛ばしたりもしているが、味方の損害を無視した総攻撃をレオンに仕掛けてくる。
「くそう・・・どうすれば。」
焦るレオン。
「ならば・・ぬん!」
レオンの両ひざから下の皮膚が硬質になった。
黒光りする金属のような外見になる。

近づいてくる触手をその硬い脚で蹴り飛ばすと、へし折れたように千切れ飛び、水の中へと落ちてゆく。
強引なダッシュで、残った距離を詰める。あと8歩。

足元めがけて光線が飛んでくるのを、かわそうとするが緑色の渦怪物が不安定で避けきれず、かかとに当って反射され、アローに命中して火傷を負わせる。あと7歩。

知人を巻き込んだことを悔いる間もなく次は3本の触手が襲いかかってきた。うち2本は首を、もう1本は彼の逞しい股間を狙ってくるが、その場で跳躍しつつ触手2本を手刀で焼き切り、股間めがけて来た触手は足で踏みつぶす。あと6歩。

「ええい、いい加減倒れなさいよ!」触手を踏みつぶしたところを狙ってまた光線が飛んでくる。
それを両手の手刀で防いでまた進む。あと5歩。

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