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雄の陰陽伝
官能リレー小説 - 同性愛♂

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雄の陰陽伝 5

卑猥なめしべが頼宣に迫る。しかし、火による攻撃は来なくなった。
少年は攻撃を躊躇っているのだ。
頼宣は大きく回り込むように動いてめしべを引き離す。
暴走している彼等は頼宣の動きに釣られて全く同じように回り込もうとする。
たちまち少年達とめしべがぶつかりあってしまった。同じ目標を追っているのだからそうなるに決まっている。
めしべは間近にある反りかえった肉棒に狙いを付ける事はなかった。暴走状態にある彼等のモノを吸うと危険なのだろうか?
とにかく少年達と絡みあうようにして頼宣を追ってくる。
少年達の狙いは頼宣の排除、巨大花の狙いは頼宣の男根から放たれる液。
結局触手の一部は少年の放つ炎弾に焼かれてしまう事になった。頼宣にとってはいい方向に事態が転がってくれた。
頼宣は更に複雑に動き回って他の触手も少年達に撃たせた。
たちまち触手の数は減り、ついには出てこなくなった。
そうなると今度は少年達の炎がまともに飛んでくることになる。
頼宣はそこらにある石を投げて少年の一人…股間を赤く発光させている奴を攻撃しつつ一気に距離を詰める。
そいつはこの五人組の中心みたいな立場だ。頼宣に対する嫌がらせの指揮も彼がしており、この事件の元凶ですらある。
頼宣は中心人物である櫛之甲金成の両手を掴んだ。これで炎を撃てない。
性欲で暴走をしている金成はそれでも攻撃を諦めなかった。手足をばたつかせ、手に力を貯める。
時たま小さな炎があらぬ方向に発射されるが、手を掴んでいる頼宣にはかすりもしない。
2人が接近状態になった事により、後の4人は攻撃が遅れた。股間をギラギラと輝かせながら、金成を援護しようと構える。

野獣のような唸り声をあげる金成と頼宣がもつれ合う。
そのまま2人は吸いこまれるかのように巨大花の中へと入っていく。4人の少年もそれに続いた。
郡立する花弁をなぎ倒しながら金成と頼宣の格闘は更に激しくなっていく。巨大花に驚異的な再生能力が無ければ、あっという間に花弁が全てむしり取られていただろう。

不意に金成が腰をくっと引いた。

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