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雄の陰陽伝
官能リレー小説 - 同性愛♂

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雄の陰陽伝 4

どの肉体も少年ながら見事だ。腹筋は割れ、しなやかな感じがある。
こんなにも良い体してたんだな…。頼宣はつい見とれてしまう。
そんな時、彼等の剛直が炎を発した。魔の花粉による影響とあまりにも性欲が高まりすぎて妖気を放ち始めたのだ。
それぞれ放つ妖気の色は違った。
炎を思わせる赤も居れば、可憐な露草の様な青も居る。
それぞれ違う色をしており、そしてその色は足元の花弁の色と同じだった。
異様で性的な状況ではあるが、少年の魅力が咲き誇っている様で美しかった。頼宣の優れた美的感覚が刺激される。
こんな状況でしかも同じ見習いにそんな感情を持つとはな…。
その肉棒を光らせる少年達が花から解放された。
極限まで高められた彼等は頼宣目がけて突っ込んでくる。巨大花を狙う敵と認識したのだろうか、実際は真逆の状況なのだが。
色鮮やかに光を放つモノを角の様に揺らしながら両手も同じように光らせる5人。
この技は見た事があった。
それは火を弾丸にして放つ技で、頼宣だけがいくら練習しても出来なかった。
落ち込む頼宣をこの5人の少年は当てつけがましく手から火を出しながら笑っていた…。

感じられる妖気はその時の火とは違っている。暴走しているからか花の妖力が影響しているのか、とにかく危険なのに変わりは無い。
5色の光が頼宣目がけて突っ込んでくる。手数は多いが、単調な攻撃だった。
頼宣はそれを右に走ってかわした。
いっその事、巨大花を壁にして攻撃をやり過ごすか…。
そう思った頼宣はあえて花へと近寄って行った。

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