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偵察
官能リレー小説 - 同性愛♂

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偵察 3

オークの目はうつろだった。
話かけてもまともな返事は来ないだろう、元々オークとは言葉は通じないが。

アルトゥールは彼を止めるべく大柄な肉体にしがみついた…が止まらない。牛かなにかで引っ張られているかのようだった。
結局、アルトゥールはどうしようもできないままにゼリーの壁の場所まで引き戻されてしまう。
彼は一体どうするつもりなんだ…。
アルトゥールはそんな事を思いながら、オークの次の動きをみる。
オークはどこか機械的にゼリーの壁を見ている。
アルトゥールの存在は未だに認識できていないらしく、彼に視線を向ける事すらしない。
オークの手がゆっくりと股間に伸びた。
「どうする気だ…こんな所で」
オークは当然の行為のように黒ビキニを脱ぐとそれを遠くに投げた。これでオークは全裸になった。
アルトゥールはますます混乱してしまう。なにかに操られているとしても、目的がさっぱり分からない。
オークのパワーファイター的緑の肉体がゼリーの壁に映る。
オークはまたも股間に手を伸ばした。もうなにをするか予想は出来た。
自慰だ。
まだ柔らかいモノをアルトゥールの見ている前でゆっくりと揉み始める。ムードもなにも無い機械的な行為ではあるが、大柄なオークがやっているので物凄い迫力だ。
オークの手の中で柔らかくうねっていたモノがしだいに芯を持ち始める。
オークはゼリー状の壁に見せつけるように行為を続ける。
乾いたシコシコという音がいつしかねちゃねちゃといういやらしい物に変わってきた。
性欲の強いオークの放つ先走りの量は非常に多い。
しかも人里離れた所で暮らす彼等には発散する場というものが無い。時たま女目当てに旅人を襲うが、ことごとく返り討ちにされていると聞く。
雄汁を限界まで貯め込んだ彼等はこの奇妙な現象にうってつけなんだ…、アルトゥールは一人納得する。

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