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偵察
官能リレー小説 - 同性愛♂

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偵察 2

アルトゥールはその後ろ姿を振り向いて確認する。
黒いビキニは布面積が少なく、硬い大きな尻が露出していた。
これじゃあほとんど裸じゃないか…。
いくらオークとはいえこのような軽装で出歩くとは思えなかった。
そのオークの姿はすぐに見えなくなった。
アルトゥールは彼の目的がよくわからないままに最深部の居住区らしき空間にたどり着いていた。
居住区はなにか半透明のゼリーの様な物に覆われていた。オークが意図的にやった事とは思えなかった。
さっきのオークはこのゼリーの壁からどうにか抜け出してきたのだろうか?それならビキニしか身につけていなかったのもそれが理由なのか…アルトゥールはそう考えた。
確かにすれ違ったオークの肉体は若干光っていた。この仮定は正しいだろう。

このゼリーの壁については分からない事が多すぎる、先程のオークから情報を得る必要だあった。
アルトゥールは引き返す前に一応壁の確認をする。
透き通った壁の向こうに桃色の塊がいくつか浮いている。更にその向こうに緑の肉体が動いているのが見えた。
「動いているように見えるがおそらくは生きていないだろうな…」
後にその推測は誤りだと気づかされる事になる。
アルトゥールは洞窟内を引き返す。
出口が見えだしてきたところで先程のオークがフラフラと歩いているのに気が付いた。
遠巻きに見ても様子がおかしいとわかった。幻覚でも見えているのか真っ直ぐに歩けていなかった。
そのオークが体を反転させてアルトゥールの方を向いた。さっきまで出ようとしていたのに…?

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