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迷路の黒い獣
官能リレー小説 - 同性愛♂

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迷路の黒い獣 8

黒豹達はというと強烈な射精の余韻に浸っている。白濁に濡れたモノを押しあてたまま荒い息を吐いている。
フェリクスとは真逆だった。フェリクスは満足どころかまだ射精すらしていない。

フェリクスは彼等の注意が散漫になっているのを良い事に手足を動かしてみる。拘束は意外に雑でどうにかすれば外れそうに思えた。
黒豹等が余韻に浸っている今なら…。
半端に責められて釈然としていなかった事もあり、フェリクスは行動が大胆になりつつあった。
まずは気付かれぬよう右手の拘束を外し、そしてまだ縛られていたままのように見せかけた。黒豹のかけた濃い精液が拘束を覆ってくれていたのはフェリクスにとって幸運だった。
黒豹は尿道内に詰まった精を絞りだす事も無く、リーダー格を先頭にどこかへと向かいはじめた。
監視役ぐらい残しておけばいいものを…、フェリクスは呆れてしまう。
しかし、脱出がやりやすくなったので好都合だった。フェリクスは残る拘束も外した。
そして先程と同じように拘束をそのままにしておいて外れていないかのように偽装した。
今すぐ逃げても良かったが、フェリクスはあえて逃げなかった。
黒光りするあの肉体をもっと楽しみたかったからだ…。
彼等が戻ってきた。
フェリクスの行為に気づいている様子はない。無防備どころか、リーダー格を含めた誰もが両手に小瓶のような物を手にして両手を塞いでいるというありさま。
これではとっさに反撃すら出来ないだろう。
右手のは緑で左手のは青。
どちらの液体も蛍光色と呼べるぐらいに変に鮮やかで飲み物には見えない。
これでなにをするんだろう?フェリクスは疑問に思う。
自分に飲ませるにしては小分けにされすぎだし、量が多すぎる。
全く予想が出来なかった。見た事の無い色なのでなにが入っているのかすら予測出来ない。

黒豹達が股間をぐっと突きだしていく。精液に濡れた硬い物が揺れる。
見せつける為にやっているわけではないのだが、フェリクスはそれから目を離せない。フェリクスの熱い視線に黒豹達は顔を歪めた。

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