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迷路の黒い獣
官能リレー小説 - 同性愛♂

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迷路の黒い獣 7

「ウアアア…」
痛みは無かった。散々じらされてからゆっくり挿入されたからか。それとも黒豹のが対して大きくないからか。
仮に周りで勃起を突きつけている者達が相手だったらフェリクスは相当な苦痛を伴ったに違いない。

リーダー格の黒豹は自身の肉棒が根元まで包まれた感触に身を反らせた。
奇妙な下腹部の圧迫感と痛み、それと同時に黒豹のちぢれた剛毛が尻に触れる。
彼の陰毛だ。見た限りそこだけ毛の質が固そうに見えていたが、やはり触ると固い…。
どこか他人事のような気持ちで冷静にその毛の感触を確かめていく。
確かめようと尻を動かす行為が良いのかリーダー格の黒豹は身をよじらせている。それに連動して周りの雄の放出する蜜の量が目に見えて増えてきた。
手を一切使わずに擦りつけているだけ、にもかかわらず。
この黒豹達は儀式の為に禁欲でもしていたのだろうか…。そんな思いが頭をよぎる。
それならばやりやすい、とフェリクスは思った。
包み込んだ黒い肉棒をいたぶるかのように尻を締め、無理なく動かせる程度に腰を前後させる。

「あああっ!」
リーダー格の黒豹が弾かれたみたいに大きく跳ねた…。
黒く引き締まった股間部が荒々しく押しつけられた。
その次の瞬間、リーダー格の黒豹はあっさりと射精してしまっていた。
周りの黒豹達もその放出に高ぶり、股間を突きだし射精してしまっていた。濃厚な精液のシャワーがフェリクスに降り注ぐ…。

しかし、フェリクスは満足していなかった。むしろ、黒豹達の早漏具合にガッカリすらしていた。
フェリクスに男色の趣味は無い、しかし中途半端に肛門を責められた状態はフェリクスにモヤモヤした物を残し不快にしてしまう。

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