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迷路の黒い獣
官能リレー小説 - 同性愛♂

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迷路の黒い獣 4

そんな中でもベルベッドのようなその感触は悪くはなかった。
柔らかい故の肌触り故か?…
時折触れる硬い恥毛さえなければ、誰もがそう思うに違いとすら思えた。
それでも格上の男がそれを、自身の性器に直接に擦りつけてきた時、フェリクスは身を硬くした。

双珠から這い上がるように先端に向け何度も行き来するそれは、短小ゆえに恥毛が何度も肌に当るが、その感触すらも別の箇所とは全く違う感覚を呼び起こされてしまう…
「う…………」
思わず吐息とも思える声が溢れ出てしまう。
フェリクスはそれを恥じらうように、下唇をぐっと噛み締めた。

性的な感触に身構えたせいか、更に雄を敏感に感じられるようになってくる。
全身に擦りつけられるモノが少し硬くなりつつあるというのもすぐにわかった。
亀頭をこうも激しく押しあてれば勃起し始めるのも仕方ない…とフェリクスは思う。
そういう自分も、ソコに熱を持ちはじめているのが分かる。
互いの物が擦れ合う度に、ソレは確実に成長をし、包む皮から亀頭が顔を出していく…
それを周りの男たちが興味深く観察しているのが分かり、フェリクスは執着心にさえなまれる。

大人の男としては色淡過ぎるピンク色の亀頭は、フェリクスにとってはコンプレックスだったのだ。
集中するいくつもの銀色の視線。フェリクスはどうにか股を閉じれないかと模索する。
これでは見せつけているかのようではないか…。
だが、固定は頑丈で取れそうにない。それに仮に外れたとしても、黒豹が両足を固定するだろう。
頭を悩ませる間にも、すっかりと自分の亀頭は露出し、その艶やかな全容を男たちの前に晒していた。
「見るな…見ないでくれ…」
言葉など通じないと分かっていながらに、思わずフェリクスは声を上げていた。
しかし例え言葉が通じていたとしても、そんなフェリクスの訴えなど、この男たちが聞き入れる訳などないのだ。
現に格上の男がそのフェリクスの勃起を摘み、その肉竿を垂直に向けると、周りの男たちが興味深そうに顔を寄せてきた。

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