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迷路の黒い獣
官能リレー小説 - 同性愛♂

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迷路の黒い獣 3

格上の黒ヒョウの男が恥じらう訳が分かる。
亜人・獣人と言えども、その部位に関しての悩みは、我々人間の男のそれと何ら変わることはないのだ。
いくら優秀な頭脳を持っていたとしても、いくら機敏な運動能力を持っていたとしても、男の象徴である部位の見劣りに劣等感を抱くのは共通なのだ。

増しては金色の装飾で飾られ、いかにも他の男との差別化を図られたこの格上の男の羞恥は、図り知れないものがあるのだろう。
現に見下ろされる視線は、フェリクスの撓垂れたペニス一点に向けられている…
フェリクスのそれは巨根と言われる部類に属し、誰からも羨望の眼差しを受ける代物と言ってよかった。
それはこの男と比べたら、子供と大人ほどの違いは明白だった。

周りの黒豹もかなり大きい。それでいて不自然なサイズではない。
巨根揃いというよりはもはや名器の博物館のようだ。

リーダー格の真っ直ぐな視線にフェリクスはふと気づく。
まさか、俺のこれを求めているのか?
フェリクスはリーダー格の気持ちをわからなくもなかった。
今までの冒険の中で、そうしたノーマルでは無い民族たちにも遭遇し、そうした男たちに何処か惹かれる自分の一面を知っていたのだ。
そう考えると、この黒ヒョウたちはそういった趣向を持った男たちなのか?…と疑問に思う。
格上の男を初め、他の男たちも勃起をしていないところを見ると、フェリクスの裸に興奮はしていないことは分かる。
ならば何故、何の目的で自分は全裸にされ、こんな場所に拘束されているのか?…
眉をしかめ、フェリクスは必死に考えた。
言語の文化はあると予想されるが、誰も声を発しない。聞いたところで答えが返ってくるとは思えなかった。
ただただ顔を赤らめ、フェリクスを取り囲むだけだ。どことなく指示されてやらされているような雰囲気がある。
そんな彼等が突如腰を引いた。そして一斉に突きだし、柔らかいモノをフェリクスの肉体に擦り付けた。
ありとあらゆるところから黒光りする肉棒を押し当てられ、フェリクスは混乱する。
フェリクスは、自分が触手の塊に取り囲まれたかのように感じていた。
完全に抵抗する意思を失い、黒光りする触手達に身を任せる。
黒豹達はフェリクスが全く動かないのを良いことに全身を使い更に激しく擦り付ける。その様子は自らのモノを無理矢理にでも勃起させようと必死で刺激しているように思えた。

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