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方陣の忍者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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方陣の忍者 19

「なにかされたのか…」
「そうじゃないんです…兄じゃが全裸で吊るされてるのを見てると硬くなってしまって」
本当は硬くなるどころか自ら全裸になって彼の肉体を見ながら扱いてすらいたのだが、そこは黙っておいた。
少年はやけになり、自ら腰を突き出して見せつける。
「お前いつの間に、こんなにも大人になっていたんだな…」
時慧は少年の勃起に動揺しながらも、それを悟られないないように目を反らした。
呪文のせいだととはいえ、少年に対して欲情を覚えている自分が、確かに存在していたからだ…
「兄じゃ…逃げ出す為に…責任…とってくださいよ…」
少年は途切れ途切れに訴える。
「せ、責任って?…」
時慧の煮え切らない態度に業を煮やした少年は、棍棒のように昂ったソレで時慧の頬をピシャリと打った。
硬さを持ち始めたそれはかなりの衝撃があった。
それにより時慧は頭がはっきりしてきた。少年の意思を理解する。
「雄汁を出して柔らかくすれば良いんだな?」
時慧はそうは言ってみたものの上手くいくとは思えなかった。一度出したくらいで少年が落ち着くとは思えなかったからだ…。
それどころか更に硬くして他の行為を求め始めるだろう。そして性欲に暴走して逃げる事も忘れ、行為に没頭し始めるに違いない。
しかし少年がこうなったのは自分に原因がある…。
時慧は決心した。こうなったらとことん精子まみれになってやろうと。
それには敵である男の協力も必要だった。
彼等の胸には痛みを与える術がかかっている。彼等は爆発すると思い込んでいるので逆らう事は出来ないだろう。
早速その男達の影が見え始めた。
「早く…このままだと敵に…」
少年が腰をくねらせてせかし始めた。そんな少年を時慧は上手くなだめ、床に陣を描き始める。
「あいつらはもう逆らう事は出来ないさ…、このままここで楽しんで帰るとしようか」
時慧は部屋に流れ込んできた面を付けた紫褌の男達に妖しげな笑みを浮かべた。

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