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方陣の忍者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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方陣の忍者 14

「で、出るうう!」
尿道が熱い。手がいうことを聞かなくなり高速でしごき始める。
次の瞬間、少年は易々と射精してしまった。
「あ!あ!あ!あぁあぁぁ…」
ビュルッ!ビュ!
少年は強烈な快感に腰を抜かした。その場にへたりこみ、余韻に浸る。
自分の放った精液が頬に付着し、流れて落ちた…
その特有の香りが鼻につく…
少年はそれを拭い取り、その指を自分の唇に擦りつけた。
滑りを帯びた唇…
少年は吊るされた時慧の勃起を見ながら、円を描くように舌で舐めとった…
吊るされた者が完全勃起したのは少年の射精とほぼ同時。まるで少年の興奮が彼に伝わったかのようだった。もしくは逆に彼が少年を射精に導いたのかもしれない。
とにかくそのおかげで儀式をする紫褌の男達が少年が発する精の香りに感づくことはなかった。

紫褌の後ろ姿が大きく震えている。猪の面を被らされた男に現れた性的な変化にどよめいているのだ。
「おおお…これは凄い…」
猪の面にに似合う、野太く野性的にすら見える剛直が男の腹筋を叩いていた。紫褌の男が喜ぶのも不思議ではない。

こうして吊るされた者が勃起してくれたおかげで儀式は次の段階に移る事になった。
新たな猪の面が男達の輪の中に運び込まれてきた。
新たな生け贄が運び込まれるのだろうか、と少年は推測をした。

しかし儀式は意外な方向に向かう。
紫褌の男達も次々とその面を被り始めたのだ。
これで吊るされた時慧らしき男との区別はしにくくなった。褌の男達の方が若干毛深く力士寄りの体格をしているので全く同じ外見、というわけではないが…。

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