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方陣の忍者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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方陣の忍者 13

それをいいことに、今や褌一張だけになった姿で、それを薄布ごと握り…扱きはじめる…
ああ兄じゃ…
もはや少年のなかでは、あの吊るされた男は時慧に違いないと思っていた。
長年思い続けて来た時慧…
その思い人の時慧の陰茎が、今まさに勃起しようとしているのだ。
少年にとってはもう形振りなど構っていられる状態ではなかったのだ。

その兄じゃらしき男を取り囲んだ紫褌の動きにまたも変化が見られた。
儀式にますます白熱してきたらしい、肩の動きが速くなりだし尻がヒクヒクうずき始めた。
これでは兄じゃを立たせるより先に男達が限界を迎えてしまうのでは?少年の頭に不安がよぎる…、勝手に満足されて儀式がさっさと切り上げられてしまったらたまったものではない。
早く立て、早く立て…と少年は念じる。
しかし、吊るされた猪面の男は痙攣をするだけで完全勃起には至らない。
それがとにかくもどかしい。
後少しで彼のモノは勢いよく反りかえり腹筋を打ちつけそうなのだが…。
紫褌の男達の性的な動きが更に速くなってきた。
先走りが擦れるクチュクチュという音は、もはやこれだけの大人数の男たちが奏でると、波音のようにも聞こえてくる…
兄じゃ!もう…イキそうだぁ……
少年の我慢限界はそこまで来ていた…
それは表向きには自慰を禁じている渡岩流において、誰にも見つかることなく、少しでも早くイク自慰行為しかしたことない少年にとっては無理もないことだった。
少年は更に理性を失う。
その場で先走りに濡れた褌をはぎ取ると、思いきりほおり投げていた。
投げられたその白い布は空中で数度回転し、大木の枝に巻きつくように絡んだ。
ついに外気に晒された少年のモノ…強烈な解放感に少年は一気に絶頂に導かれて行く。

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