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方陣の忍者
官能リレー小説 - 同性愛♂

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方陣の忍者 11


あれは…先走り汁なのか?…
無色透明な分泌液の存在は、少年でも知ってはいた。
現に今、少年の忍者袴から染み出すそれは、正しく先走り汁だということも分かっていた。
それでもあの男のような大量なる先走り汁を出したことなど当然無かった。

やはりあれは兄じゃでは無いのか?…
聖人君子とも言える時慧が、あんなにも大量なる助平なる汁を、糸を引きながら滴り落とす訳などない…そう信じたかった。
ましてはあの男はまだ勃起途中で、男根は上を向いてはいないにも関わらずにだ…

そのまだ柔らかいモノの下で発光を続ける器。
小さな太陽みたいに輝くそれは嫌な眩しさがなかった。
暖かい光だった。
その光が雄の象徴を照らし、儀式を際立たせる。
しかし、器が光るという不思議な現象ですら真上にある立派な肉棒と比べれば大した事じゃないように思えた。

紫褌の男たちの唱えが再び開始する。
それは今までとは違い活気を帯び、身体が滲み出る汗により蒸気していた。
少年の位置からは全員が背を向けている為、其れ以上の変化は見る事が出来ないが、あの臀部筋の収縮を見ると、もしかしたら勃起している可能性は高かった。
これだけの大人数の男の勃起が目と鼻の先にあるかもしれないのに、其れが見れないことが口惜しかった。
それでも此処はあの吊るされた男を見るには絶好なる位置だった。
あの男が勃ち上がる様を見逃してはならない…
少年は瞬きするのさえ惜しいように、男の肉竿を凝視する。

ふと吊るされた男の肉体が反った。まるで下の器に自らのモノを撃ちこまんとしているかのように。
その動きはその一度だけではなかった。男は断続的に体をくねらせ、垂れさがるモノを上下させ始めた。
真下の空間に見えない穴があり、そこに挿入しているかのようだった。
それはよほど辛いとみえ、男は何かに堪えているかのように筋肉に血管を浮き立たせた。
何なんだ?…
確かに真下に何かあるのは間違いないようだ。
その何かに向け、男の先端は吸い寄せられるかのように真下に伸びていく…
少年は驚愕の表情でそれを眺めるしかなかった。
男のそこはこんなにも長く伸びるものなのか?…
それを見ているだけで、自分の昂りまでが引っ張られるようで、痛くなる思いがした…

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