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スケイルス海での出来事
官能リレー小説 - 同性愛♂

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スケイルス海での出来事 10

「た、堪えろイザ―ク!…堪えるんだ!…」
勃起していくイザ―クの肉竿を見て、レルツは叫んでいた…
信心深いファーメリア国において男色は大罪…男の手で勃起などしたとなれば、実刑は免れないのだ…
それでも、一度火の付いた若いイザ―クの欲情は抑えることなど出来なかった…
聳え勃っていく肉竿は皮を剥き、ピンク色の亀頭を露出していく…

「うほぉ〜!切り裂いたばかりの生肉みてぇに綺麗な亀頭じゃね―ですかぁ!」
「うんだうんだ…ファ―メリアの輩は皆、こげな美しい亀頭ばしとるじゃろうか?…」
「ん?…」

男たちの視線が、まだ毛の中に埋没したままのレルツのソコに集まった…

海賊の興奮した目にレルツは少し腰を引く。赤兜の男の手が逃げる股間に伸びる。
「グッ!」
縮れた毛が擦れる音が微かに聞こえたと同時にレルツのモノは根本から握りしめられていた。
赤兜の男はその萎縮したものを擦りながら引き寄せる。レルツは大事なものを掴まれているせいで下手に抵抗出来ず自然と弓なりになる。
「こ、こんなことして…神がお怒りになるぞ…」
レルツは掠れた声で訴える…
もう海賊たちの良心の呵責に訴えるしか手立てはなかったのだ。
しかしそんなレルツの願いは虚しくも打破かれる。
「ははは俺たちに神も何もあるかぁ〜!見てみろよコイツの皮、ゴムみてーに伸びるぜぇ!」
レルツの声など全く聞く耳など持たない赤兜の男は、レルツの包む皮を皆に見せるように引っ張っていく…
「うぉぉ〜こいつは面白れーやぁ、コイツのって、白い奴みてーには勃っても剥けねーんじゃねーのか?」
うっ….
レルツは言葉を失う。
部下であるイザークと比べられて、男としてこの上ない羞恥を感じざるおえない…

とはいえレルツは真性包茎ではなかった。
自力で剥けることはなかったが、手を使えばそれは確かに剥けるのだ。
「俺のだって…」
レルツはイザークの勃起を見ながら、か細く呟く…
心のどこかで、イザークには負けたくないという男のプライドが芽生えていた。

「ん、何だ?…」
ニヤケ顔の赤兜の男が、握る力を強めてくる。
「お、俺のだって…勃てばちゃんと…」

「ふっ…それじゃちゃんと見せて貰わねーとな…」
皮の中で微かに芽生え始めた芯を楽しむかのように、赤兜の男の触手は、力を強めたり緩めたりを繰返していった…

モノの扱いに慣れている赤兜の男の触手は、レルツの雄を確実に引き出してくる…
それはファーメリアの国では大罪とは分かっていながらに、レルツは男としてのプライドを優先させてしまった自分を信じるしかなかった。
例えこれが神に背く行為であっても、自分は煩悩に溺れる為ではなく、男の証しを見せるだけなのだと自分を言い聞かせた。

「どうだ?…気持ちいいか?…」
ヤニ臭い赤兜の男の息が、鼻孔を刺激する。
「な、こと言うな…」
レルツは眉を顰めた。
割り切ったとはいえ、やはり同じ男の手により勃起していく自分を、恥じずにはいられない…

「我慢するこはねーだ。気持ち良ければおっ勃つ…これは色香とか男色とか関係なく、男だったら誰でも同じことだでな…」

「誰でも同じ…?」
いみじくも出た赤兜の男の言葉に、レルツはどこか救われる思いがした…

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