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スケイルス海での出来事
官能リレー小説 - 同性愛♂

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スケイルス海での出来事 7

「どぉした?…威勢がいいばっかりで、モノは恥ずかしくて見せられねぇ〜てかぁ?」
「ぅ…;」
赤い兜の言う通りだった。
男たちの紐ビキニのモッコリとした膨らみを前に、どこか劣等感を抱いてしまっている自分がいた。

「お頭ぁ〜それは仕方ねーですって。こいつらファーメリアですぜ。ファーメリアの男といったら身体の割りにモノは小さいって、港の女たちの間ではかなり有名な話しだそーですぜぇ。」
「なっ、何だぁと!!そんなの暇な商売女たちが流したデマに決まってるだろ!」
ファーメリアの軍人として、自国の男たちを馬鹿にされることが、レルツはどうしても許せなかった。

「そんだら恥ずかしがることもあるまい…幸いここには男のモンば何百本も見とる商売女はいないだでな…」

まあ考えてみるとそうだ…
特別な趣向でもない限り、そうそう他人のモノを気にして見る男などいないのだ。
敢て隠すから興味を煽っただけであって、始めから晒していればこんなことにはならなかった筈だ…

そう考えるとレルツは大分楽になってきた。ただ、腹立たしいのは変わりないが。
兵士2人はついに手をずらしていく。海賊達の視線がその一点に集中して熱い異様な雰囲気だ。
恥ずかしそうにしていたらまたも卑猥に挑発してくるだろうな…、レルツはそう考える。

そんなことにならない為にも、ファーメリアの男として正々堂々としていればいいんだ…
「イザーク、男同士なんだから恥じることなど何1つも無いんだぞ…」
イザークにそう言いながらも、それは自分自身に言い聞かせる為の言葉だった。
「は、はい!」
レルツとイザークは合わせるかのように同時に、両手を後ろに回す。

「ピュ〜ゥ!」
男たちの中から"待ってました"とでも言うかのような口笛が上がる。
笑い声と共に皆の視線が痛いほどにソコに注がれているのが分かる。
当然のことながら、レルツは生まれてからこの方、自分のココをこんなにも誰かに見られたことなど無かった。
しかも野外で、5人もの男たちにである。
「も、もういいだろ?…」
自然と声は弱々しくなる。
「ふぅ、やっぱ噂は間違ってはいないじゃねーか…」
「な!何を言うんだぁ。」
レルツは慌てて自身のソコに視線を落とした。

ぅぁ;…マズイ…;
レルツのソコは緊張の余り、小さく畏縮してしまっていた。
これではファーメリアの男たちを侮辱する噂を、身をもって証明してしまったことになってしまうではないか…,
レルツは藁をも掴む思いで、横のイザークに希望を託しソコに視線を移す。
ぉ、ぉい;…
レルツの期待も虚しく、イザークのソコは自分以上に縮み上がり、金色の陰毛のなかに埋没していた。

「ははは!揃いも揃って2人とも皮っ被りの短小とはなぁ!それともそれがファーメリアの男たちの標準物かぁ?」
「なぁ!…な訳ないだろ!…これはたまたま緊張して…ほぉらお前たちだってあるだろ?…冷海から上がった時とか、こんなになっちまうことがさ…」
「ああ確かにあるだ…,でもここまで小さくはならんで…,」
「そ、それは自分で思っているだけで、端から見たらこんなモンなんだって!」
レルツはファーメリアの男たちのために必死に弁明する。

「まあそれは分かった。そんじゃよ、ソレでかくしてみろや…,」
ぅえ?…,
レルツは墓穴を掘るような発言をしたことに、この時始めて気づいた。

あまりにも破廉恥な指示だった。引波の群青には緊張感があるのか無いのかわからない。
「お前達、今どんな状況かわかっているのか?」
多分わかっていないだろうな、そう思いながらもレルツは怒鳴る。
「俺たちを捕まえるために大型船と可愛い子を持ち出してきたのだろ」
「よく考えてみろ、あんな黒い雲をまとった巨大船いくらなんでもおかしすぎるだろ!」
海賊達の視線が後方の巨大船に向いた。
レルツはこの隙にどうにか出来ないものかと考える。

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