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スケイルス海での出来事
官能リレー小説 - 同性愛♂

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スケイルス海での出来事 25

レルツはだんだん記憶がはっきりしてきた。その海賊風の男達についても思い出してくる。
あいつらは確か…。

目が覚めたのはその時であった。
レルツは自分の置かれている状況が理解出来なかった。
彼が巨大な二枚貝に閉じ込められたのは気絶した後なのだから無理もない。
薄暗く、狭い…。
レルツはただ漠然とそんな感想を持った。貝の内壁に包みこまれているとは考え付かなかった。

レルツの居る空間は完全な闇では無かった、なにか発光体でもあるのかほんのりと明るい。
そのおかげでレルツは波打った内壁の細部まで確認する事が出来た。
突如、小さな振動。レルツを閉じ込めている物がどこかの陸地に打ち上げられたらしかった。
レルツは体を動かそうとしてようやく体に絡む触手に気が付く。
らせん状の触手が勃起をし続けているモノに絡んでいる…。
「なっなんだよこれ…」
レルツは思わず腰を引いたが、触手はしっかり絡んで外れない。それに空間が狭く思うように逃げられない。
手にも触手が巻き付いているので、手で外すことも出来ない。
それでもレルツは腰を動かして状況を変えようとする。
しかし、狭いので思うように好転しない。
それどころか勃起し続ける男根が螺旋の触手に擦れて気持ち良くなってくる。
まずいな、このままでは…。
既にとろりと蜜が放出されだしている。このまま腰を前後させれば、更に気持ち良くなっていくだろう。

レルツは恐ろしくなった。
このままこの奇妙な空間から出られぬまま、射精させられ体力を奪われ続けるのかと。

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