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スケイルス海での出来事
官能リレー小説 - 同性愛♂

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スケイルス海での出来事 26

その焦りとは裏腹にどんどん気持ち良くなっていく。腰を止めたが快楽が止まらない。
螺旋に絡んだ部分が小刻みに振動し始めたのだ。
レルツの動きはまたも激しくなった。今度は、出る為ではなく終わりの見えない快感から逃れる為に…。

無人島に打ち上げられた巨大な貝が大きく跳ねる。
普通の貝ではありえない動きなのだが、ここは無人島。誰も波打ち際の異変に気づく者は居なかった。
「あああ…」
レルツはあっさりと果てていた。異様に狭い密室内に粘っこい液が飛び散る。
体を曲げているので、まともに顔や胸板に浴びせられる事になってしまう。
それが更なる興奮を呼ぶ。肉棒がまたも硬さを取り戻し、ズキズキと疼き始めた。
性感はそれだけではなかった。
レルツの尻の辺りの貝肉がヌルヌルとし始める。その舐めるような感触にレルツは飛び上がりそうになった。
しかし、逃げ場はない。レルツの尻は卑猥な貝肉の動きにさらされ続けることになった。
レルツは貝の中で滅茶苦茶に叫んだ。
だが、ねっとりとした刺激は更に生々しくなってくる。人に愛撫されたらこんな感じだろうか、と考えてしまうほどだ。
「どうだ、この卑猥な貝の感触は…」
レルツの頭に声が響く。司祭の声だった。
「なんなんですこれは…」
「行く途中に黒い船に襲われただろう、アレに対抗する為にこの白い貝は生み出されたのだ」
全くわけがわからなかった。
「助ける事が出来たのは君だけだったようだ」
先程見た卑猥な夢はこの司祭の声が影響しているようだった。もしかしたら意図的に見せたのかも知れない。
レルツにはあの聖水の儀式も別の目的があるとしか思えなくなってきた。
今回の任務だって疑わしい。
こうなる事を知っていてわざと必要の無い補給をやらせたとしか思えなかった。
レルツはそれについて問い詰めようと思ったが、司祭に勝てる気がしないので止めた。
ミアプラの無菌的な生活により彼の言葉に逆らう意欲を奪われていた、というのもある。だが一番の要因は…。
ねっとりとした粘液の音が狭い空間内に響き渡る。

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