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スケイルス海での出来事
官能リレー小説 - 同性愛♂

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スケイルス海での出来事 23

とんでもない流れにレルツはもう自分に逃げ場が無いと悟る。
レルツ達一般兵とは違い、目の前に居るミアプラ巡回兵は白に近い胸当てと少し角ばった兜を装着している。エリートの証だ。
しかし、彼等はそれをすんなりと脱ぎ捨ててしまったのでもう所属は分からなくなった…。
今はもう筋肉質な雄の集団だ。
貼り付けられた者の亀頭がそれに反応してズキンズキンとうずきだしているのに気づき、レルツはぎょっとする。

戸惑うレルツに裸のミアプラ巡回兵がゆっくりと正対する。当然、ミアプラ巡回兵の股間の物もまともに目にはいることになる。
太々しいまでにその存在感を見せつける兵士たち。
それはまるでレルツの劣等感を煽っているかのようだった…

「ははは、同じ男でありながらこうも違うとは…レルツ、もはやそなたのは、男のものとは言えないんじゃないか?…」
「……;」
神官の言葉は、レルツの"男のプライド"を、ズタズタに引き裂いたようなものだった…

劣等感に更にキュッと萎縮するレルツのモノ。
それは兵士達をかきたてるには十分だった。
兵士達がレルツを優しく取り囲み、一斉に手を伸ばす。
ふと、頭の中に妙な光景が浮かび上がってくる。
赤い兜を被っただけの全裸の男が仁王立ちしている…。その男には見覚えがあるのだが、なんだか記憶がグチャグチャになってはっきりしない。
体格や粗暴な雰囲気から見て海賊であろう。
なぜ、今こんな光景が見えるのか?レルツは抵抗する事も忘れた。
レルツには、誰かが話を読み上げているのを無理矢理聞かされているかのように思えた。頭に浮かぶ赤い兜の男の映像は止まることがない。
レルツは完全に上の空になる。
兵士の一人に寄りかかり全身をなで回されるレルツは客観的に見れば快感に屈したように見える。

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