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スケイルス海での出来事
官能リレー小説 - 同性愛♂

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スケイルス海での出来事 21

それに返すように貼り付けられた男達がざわめく。
「噂通り綺麗だ…」
そんな声すら聞こえてくる。
レルツはたまらなく恥ずかしくなってきて、更に縮こまる。
神官はそんなレルツの様子をどことなく無機質な目で見ていた。
「ふっ、満足したかじゃと?…そなたは本当に、これでこの者たちが満足するとでも思っておるのかね?…」
鼻で笑いながら、神官は片方の眉を上げた。

「な!?これ以上何をしろとおっしゃるのですか!?」
レルツは声を荒げる。

「そこまで晒しておいて、今さら何を躊躇っておるのじゃ?…さあ、その両手を退け、隠しておるモノを皆に見て貰わねばの…」

「!…」
神官の言葉にレルツは硬直する。
衣を脱いだ時点でココを晒さねばならなくなるであろうことは、薄々は分かってはいた。
それでも、普段よりも数段に縮こまった今の状態のモノを、誰にも見られたくは無いと思うのは、男であれば当然だった。

神官の言葉に貼り付けられた男達が色めき立つ。
「レルツ様のモノが拝めるなんて、夢のようだ…」
「ああ…俺ぁあ、あんな綺麗なお方に、厭らしい男根が生えていること自体、信じられねーだぁ…」
「うんだ…そんな貴重なモンを見せて貰えたら、今後どんな過酷な労働であっても、堪えられそうじゃないか…」

「み、皆…」
男たちの期待に、レルツは一層に戸惑いを覚えた。
こんなことになるくらいなら、隠すことなどせずにさっさと晒していた方が、こんな期待は持たれなかったのだ…

「さあどうした?…皆の期待を裏切るつもりじゃなかろうのぉ?」

「あ、いえ…しかし私のは…皆が思う程のモノでは…」

「ははは!誰もそなたの大きさなどには期待はしておるまい!……増してはここにいるのは皆男…このような状況でモノが、小さく縮こまってしまうのは想定内じゃろうて…」


そうだ皆も男…状態によってモノの大きさに変化が生まれることは、誰でも分かっていること…
ならばこんな状況下で自分のモノが縮こまっていたとしても、理解してくれる筈だ…
レルツは覚悟を決めるしかなかった。
痛いような視線をソコに受けながらも、緊張で硬直している指を開き…両手を左右に開いていく…
水を打ったような沈黙…
誰もが息を飲んで、レルツのソコ一点を見詰めた…

陽射しを受ける陰毛は、尚一層に黄金色に輝き、形よくウェーブを描いていた。
それはまるで、きめ細かいレルツの色白の肌の装飾品のようだった。

その下に垂れる双つの珠…
鵜鶉卵のような小振りなそれは、品よくそこに佇んでいた。

そして陰茎…
縮こまったソレはすっぽりと包む皮に覆われ、その先に余った皮が朝顔の花の蕾みのように蜷局を捲いていた。

「ほぉ〜想像はしておったが、これ程とは…」
静寂を破ったのは神官の嘲笑うような声だった。

その蔑むような口調に、"これ程"とはレルツの小ささを言っているが分かり、レルツは俯くしかなかった。

「普段はもう少しはマシなんです…緊張してしまって…」
レルツは自らを慰めるかのように言う。

「そりゃあそうだろう…あれじゃ子供と一緒だ…」
「ああ、レルツ様の身体に似合っていなくもないが、それを見ても俺ぁ興奮できねーな…」

興奮?…
そうなのだ、自分はこの者たちの男根を成長させる為に衣を脱ぎ去り、ここを晒されているのだ…
今更ながらにして、自分の状況を思い知らされた。

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