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スケイルス海での出来事
官能リレー小説 - 同性愛♂

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スケイルス海での出来事 17

海賊の手下達は寄り集まってから、どうする事も出来なかった。
経験した事の無い異常事態に考えがまとまらないのだ。
それに緩やかな快感が判断能力を奪っていく…。肉棒に絡んだ黒い紐は程良い強さで締まる。
とてもお頭を探しに行けるような状態ではなかった。
殆ど放心状態で船内を練り歩き始める。
やたらと曲がりくねった船内をギンギンのモノを振りながら探る。
時たま、うわ言のように親分を呼びながら。
しかし親分どころか人がいた痕跡すらも見つけ出すことができない。人工物が無いのだ。
なのでランタンも無いが、壁が発光しているのか真っ暗というわけではない。
更に奥へと迷い混んでいく感覚に、4人は限界を迎えつつあった。
まさしく性欲の深みにはまり込んでいく、といった状況だ。
黒い塊の絡みついた肉棒に手が行くのも必然だった。
彼等は緩やかに蠢く黒い紐ごと握り締めると、歩きながら自慰を始める。もはや、お頭の事は頭から抜け落ちてしまっていた…。
ぬちゃぬちゃと股間を鳴らしながら歩き回る4人。
彼等は不幸にもファーメリアでの儀式を受けていなかった。
ファーメリアでは精子の生産が始まった男達はある儀式を受ける。
今まさに海賊達を扱いている得体の知れない物を退ける為に行われるその儀式は少し変わっていた。
まずはガラス状の透明な素材で出来たカップに聖水を注ぐ。
それを全裸で固定されて並べられた男達の股間に次々と装着していくのだ。
まるで流れ作業の様なその儀式はあまりにも異様なので口外される事も無い。
当然レルツやイザーク達もその性器を清める儀式を受けていた。
漕ぎ手の男達は異国から雇われた者だけで構成されているので受けていないが…。
海賊達が海の魔物によってかきたてられ一心不乱に肉棒を扱きだした頃、レルツは先週の儀式の夢を見ていた。

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