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霧に包まれたコロシアム
官能リレー小説 - 同性愛♂

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霧に包まれたコロシアム 7

予想外の責めに老人はなにも出来ず、ただただ行為を受け入れる。
ワーウルフは姿勢を変え、股間を老人の上にやった。そして両手に足を乗せ、もがく老人の手を固定する。
それだけではすまなかった。
快感にだらしなく開けられた口に太い物を下ろし、シックスナインの体勢に持ち込む。
アドルウスは見ている事しか出来なかった。判断に迷ったのだ。
「結果はどうあれ無力化したみたいだな」
「自らの術で自滅するとは哀れな…」
老人と狼の頬が同時に膨らみ、生臭い香りが広がった。
ワーウルフは体を起こし老人を解放すると、全身を噛んだ。
狼の血を感染させたのだ。老人は魔物の血を感染させられて、恐怖に怯えるが気絶する事も許されなかった。
後ろから覆い被さられ荒々しく掘られ始めたからだ…。
「◇☆¢」
『…急いでここを離れよう、戦士アドル。食人花に操られていた戦士たちを置いていくのは気がとがめるが、もうすぐ夜だ。この地に住まう魔物の類いが集まってくるだろう。長居は危険すぎるよ』

皇子の念話に振り替えると、先程まで自らを包んでいた蕾を眺めているロータス皇子の全裸の後ろ姿が見える。

「おう、ま、待ってくれ皇子」
アドルウスは少年に近寄ると、別の戦士が落としたらしいマントを拾い上げ、皇子の肩にかけてやる。
「行き掛かり上、貴方を安全なところまで俺が送り届けよう。だが、それも彼等を解放してからだ」

『…』

皇子はアドルウスの言葉には答えずに、ただあの花のような微笑みを返すばかりであった。
石像の男逹が蜜を垂らしながら2人を取り囲む。
老人と狼は消えていた。感染をした老人は狼に連れ去られてしまったらしい。
「さて…彼等はどうするか…」
アドルウスがつぶやいた時、異変が起きた。
石像達の物がピクリと脈打ったのだ。
ワーウルフを呼びだし連れ去られた老人は意外な物を残して行った。
彼が魔物を呼びだした事により必然的に空間の魔力が高まった。その高まった魔力が皇子の入っていた蕾を開花させる。
無数の花弁がほどかれるように広がって行き、さあっと甘い香りが広がった。
次の瞬間、コロシアムの中に居た雄の物が一斉にバチンと音を立てて屹立した。
余りにも強い香りだった。アドルウスも皇子も出口を目指し花から離れるのがやっとだった。
2人の股間のうずきと痛みが治まった時、気がつけばコロシアムの外に出ていた。
あの石像達はどうなったのだろうか、未だに硬く反った物を揺らしながら2人は彼等の末路を心配した。
一方石像はというと、時たま正気になりながら花を目指した。
花弁が高級な敷物の様に地面に広がっている。その花のめしべに当たる部分には粘液の塊が立派に立ち上がっている。
そこに男根を突きつけ、蜜や花粉を垂らす。
そこに受精したい、もはや殆ど正気だったが高まった性欲はそんな奇妙な欲求を生む。
めしべを中心にした灰色の輪がゆっくりと狭まっていく…。
その輪は灰色の塊となった。
アドルウスに亀頭を擦りつけた時のように、石像達は粘液に擦りつけ始める。
だが、粘液は雄全てを受け入れるほどに大きくは無かった。
いつしか石像達は自らの男根を粘液と合わせる為の争いを始めた。
その様子はまるで見えない巨人が粘土をこねているかのようだ。
誰もが必死で股間を突き出し、巨根の先端を粘液と合わせようとする…。

この争いで石像の半分が外に押し出された。

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