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霧に包まれたコロシアム
官能リレー小説 - 同性愛♂

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霧に包まれたコロシアム 12

アルビオンはついに作戦を実行に移す。
7人の猪覆面達は巨根を力強く振りながら斧だけを手にしてコロシアムに流れ込む。
その後をアルビオンが余裕ありげに続く。
後方ががら空きの配置だが狭い通路なので問題はない。
猪覆面はアルビオンとの距離を保ちつつも、邪魔者を排除しようと必死で探索をする。
しかし、コロシアムの通路。所々に小部屋があるくらいで大して探す所も無い。
殆ど密集状態になって猪覆面達は進む。
一方、ロータスは巨大な蕾の前に居た。
当初より倍近く大きくなり、そして脈打つ蕾。蠢く度に中で雄叫びがながる。
恐怖や苦痛によるものではない。男同士での行為の声だ。
突如花弁の1枚が開いた。
粘液の奥に筋肉質な男達がうっすら見える。
ロータスは雄を入れたゼリーに手を伸ばす。
自分が閉じ込められていた時よりも更に良いものに感じられた。
気のせいではない。中の男達の放出する蜜が粘液を極上の質にしたのだ。
ロータスは花弁の上に乗る。
そこからは早かった。花弁が彼を巻き込むように閉じて、粘液の中にはめ込む。
粘液の中に入り込んだロータスを灰色の手が更に奥へと引き込む。
その手は次第に股間へと伸びて行き、少年の竿を握り締める。
ロータスの体が快楽に反り返り、引き込みを容易にした。

ロータスが花に包まれたのとほぼ同時刻、アドルウスは通路で猪覆面の男達と遭遇した。
固太りの男達が全裸に覆面という格好で太い物をそそり立たせている。
あまりにも奇妙な状況にアドルウスは先手を打てなかった。
ふと彼等の性器が水の塊の様な物に覆われているのに気が付いた。そして彼等から発せられる奇妙な魔力にも…。
その水が尿道から彼等にパワーを与えていると理解したアドルウスは更に推理を進めて行く。
「性器の魔力を強化しているという事はここに居た淫花に対抗する気だったのだろう。そして淫花からあの皇子を取り返すと…」
その推理は一部だけは正解だった。性器から魔力を注入したのはアルビオンの個人的趣味というのもある。
そんな時、猪覆面達が腰をかがめた。荒い息を吐き、体を赤らめる。
まさに攻撃のチャンスだった。
しかし、やはりアドルウスは相手に手出しを出来なかった。あまりにも性的で無防備だからだ。
「大丈夫か?苦しいのか」
思わず、心配する言葉すらもかけてしまうアドルウス。猪覆面は獣めいた卯なり声を出すだけだ。

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