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謎の部族
官能リレー小説 - 同性愛♂

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謎の部族 21

もう好きにしろ、といった雰囲気だ。股間を突きあげて誘惑する様に揺らし始めた。
ここまで豹変されるとどうもテンポが狂う。俺はこの男をどうするべきか迷った。

そんな時、この大木を複数の男達が取り囲んでいるのに気が付いた。男の魔法が解けて果実から解放されたらしく、全身が果汁で濡れていた。
どの男も非常に強く発情していた。
当然だった、催眠術で操られ卑猥な果実に封じ込められていたのだから。
壁があるにもかかわらず甘い臭いと精液の臭いがしてきそうに思えるほどの迫力があった。
この男達をここに迎え入れたら、彼等を興奮させた原因である緑の仮面の男はどうなるだろう…。

その黒い考えが通じたのか少年もそれを望んだのか、透き通った木の壁がゆっくりと口を開け男達を誘い入れる。
欲望のままに流れ込む男達。
緑の仮面の男はこれから行われるであろう雄臭い報復に限界まで肉棒を硬くしている。
俺は少年を抱きよせて、群がる男達から離れた。
密室は殺到した男達で埋め尽くされ、満員電車内のようになってきた。
緑の覆面の男の姿は流れ込んできた者の陰に隠れて見えなくなってしまった。
ズグ…
生々しい音が響く。覆面男が誰かに尻を犯され始めたらしかった。
その音はあちこちで鳴る。それだけではない、肉棒を扱くニチャニチャという音すらも複数聞こえはじめた。
俺は少年が男達の塊に圧迫されないようにかばった。
いつしか男達は覆面男だけでなく他の仲間をも犯し始めたようだ。あちこちで生々しい挿入音とうめき声が響くがよくわからない。
壁側に居た少年が俺の手を引き、大木内から引っ張り出してくれた。
少年の妖力で、もはや全体が透き通ってしまった大木は非常に美しかった。巨大な果実も葉も透き通っていて精巧なガラス細工のようだ。
その荘厳なガラス細工の根元で黒光りする肉体が密集している。

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