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謎の部族
官能リレー小説 - 同性愛♂

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謎の部族 15

おかしい、どこから音が出ているのか?
余りの奇妙さに思わず俺は飛び出したくなる。しかし、危険すぎる…。
少年の事も気がかりだった。ここで出たら少年もどうなるかわかったものではない。ここは静かに儀式を見ているしかない。
どこからか響く太鼓の音に彼等はついに自慰を始めた。
全員が同じタイミングに扱き上げるという規則的な動きに俺も昂っていく。
グチョニチョ
擦る動きが同じなので音が重なりあい、こちらにまではっきりと聞こえてくる。太鼓の音にすら負けていない。
息を潜めながらも、俺は少年の昂りを握り閉めた。
つい今しがたのあれ程の射精により枯れた筈であったのに、少年の男根は再び先走りの液により、グッショリと濡れていた。
俺はグチョ…ニチョという彼等の自慰の音に合わせ、少年のそれを扱き上げ…そして下げる…
グチョ…ニチョ、グチョ…ニチョ、グチョ…ニチョ
その音は次第に速度を速めていく…
いつしかもう片方の手で俺は自身を扱き上げ、彼等と一緒に自慰を始めていた…

黒人の男にさせられているかのような自慰。自分の手の気がしない。
俺は更に大胆に股を広げ少年を引き寄せて、手を動かしてみる。
目の前で儀式をしている者がこちらに気付く様子は無い。
完全に快楽の世界にはまりこんでいる。相変わらず、目の焦点があっていない…。

儀式の方向から来る精の香りが強くなってきた。先走りに精子が混ざり始めたのだ。
鼻孔から全身に入り込むそれは、俺にとってはまるで媚臭だった。
黒人同様に意識を朦朧とさせながらも、上下に扱く触手だけは活発に律動する。
それは俺に寄り添う少年も同じとみえた。
全身の力を失い、凭れ掛かってはくるものの、その男根だけは別の生き物のように天を仰ぎ、少年のものとは思えない程に厭らしく、脈道を際立たせていた。

単調なリズムを刻んでいた太鼓の音の速度が上がる。
それに合わせ、黒人たちが奏でる擦音も早くなった。
大股を広げ、両手を使い男根を扱き上げる男たち…
俺はその中でも始めに見た、あの緑の仮面を着けた男に注視する。
誰よりも立派な巨根…それは神木のように崇高な存在にすら見える。

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