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謎の部族
官能リレー小説 - 同性愛♂

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謎の部族 14

その男は夢中で太鼓を叩いている。遠巻きに見てもどこかおかしな感じがする。
まるで妙な薬をやっているかのような昂りだ。血が踊るとはこういう事を言うのだろうか?
ふと、俺は妙な事に気が付いた。彼も全裸らしいのだ。
太鼓の影になって見えにくいが、モノがしっかり勃起している。
興奮のあまり性感すらも感じているのだろうか?
男の叩いている太鼓の音に合わせ、奥から黒人数人が歩いてくる。誰もがトランス状態に陥っていた。
剛直から透明な液をリズミカルに飛ばしながらやってくる男達にはモンスターめいた迫力がある。
異様な光景だった。
俺も少年も目が離せない。
一体なにが始まると言うのか。
中央の覆面男の演奏はリズミカルに太鼓を叩いてるだけで単調だ。周囲の者を引き付けるほどの力があるとは思えない…。
にもかかわらず周りの男達は完全に音に狂喜している。
虚空を見つめたまま口を開いたり窄めたりして唸り声を洩らし、リズムに合わせて飛び跳ねている。
その度に硬いモノがブルンブルンと音を鳴らして上下する。
複数の男達が同時に振るおかげでまるで大木がどよめいているかのような迫力がある。
硬い先端が腹筋に当たる度に、薄い液が祭りの花火のように飛び散る。
「とんでもなく雄臭い祭りだな…」
俺は股間を固くしながら少年に話しかける。
少年も同じく興奮していた。俺は少年の背中に手を回し、しっかりと引き寄せる。
跳び跳ねる者は更にヒートアップしつつあった。いつしか皆亀頭に手を添えている。
太鼓を叩いていた者も太鼓を倒してまで亀頭を掴む。太鼓が転がるが、あの単調な音はまだ鳴り続けている。

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