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剣道部へようこそ!
官能リレー小説 - 同性愛♂

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剣道部へようこそ! 7


学園では制服の新調を無料でやってくれるらしいが、
上級生らを見ていると、ある程度余裕があった方が良いと思っていると、
幸司と裕司が、

「山田、鈴木、この臭いは・・・」
「女を意識しないと皆、こうなるのか。」
「嫌味言いに来たのかよ。」
「いや、一緒にお前らも自主練しないか。」
「走り込みとか色々あるだろ!たるんでるぞ」
「女みたいな座り方で何やってるんだ。待てよ、お前達、ジャンケンで勝負しろ。負けた方は今は懐かしいブルマはいてランニングな!」

一年生と言うだけで、色白で小柄な二人は上級生から無茶振りされる。

大輔も隆もこのままではいけないと感じ、

「よし、鍛えて鍛えて上級生を見返してやる。」
「山田、下克上をやるって訳か。」
「ふ、副部長。」

健一が目の前にいるのに戸惑う中、隆が、

「下克上って・・・」
「水泳部とかレスリング部とか2年が部長やっているとこがあるだろ。」
「下克上って、そういう事ですか。」
「剣道部では簡単にそんなのやらせないがな。」
「乗っ取りは無理でも、新選組みたいにすればいいかも」
「え?」
「御陵衛士って、新選組から抜けたい連中だけで新しくグループを作ったんだ。今の時代なら、あんな風に消されたりしないだろうし」
「別に集団を作るにしても、仲間がいないと」
「それに、ただ抜けるにしても、理由とか大義名分がいるだろう。ジェンダーの平等とか言って女子っぽくするとか」
「やっぱり、見た目や属性も買えなきゃダメか」

「自主練するって話だったのに、横に逸れ過ぎ。」
「山田の言う通り、じゃあ先ずは走り込みか素振りからだな。」
「あ、あの副部長・・・」
「今は鍛えるだけ鍛えろ、それだけだ。」

健一が去っていくと裕司が、

「素振り、始めるか。」

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