剣道部へようこそ! 5
「おい、山田。今日は道場に来なくていい」
「練習に行かなくていいんですか?」
「何のために薬飲んでるんだ。ほら、PTAの人達にもサービスしないと、予算とかいろいろ困るんだ。早く空き教室のロッカーに入って待機だ」
「知らないのか?ラッキーホールだ。お前が適任なんだよ」
「そんな狭い場所に入るなんてアンラッキーですよ」
「いいから、早く行け」
大輔は赤褌の原因である部活に顔を出すと、先輩たちに奇妙なことを言われ、PTA室の隣の空き教室へと向かう。
なぜか空き教室の真ん中に背の高い金属製ロッカーが置かれていた。
仕方なく彼はその中に入る。すると腰ぐらいの所に穴が開いてることに気づき、同時に内壁に貼られた紙のメッセージにギョッとする。
しかし、錠剤のおかげで陰茎も入学時よりたくましくなったので、思い切ってメッセージ通りその穴に陰茎を入れて外に出す。
「ど、どうしよう。本当に出しちゃった。でも、穴に入れろって書いてあったし。いいのかな?部のみんなは稽古してるのに、僕だけこんなおかしなことしてる。こんな事して、何の意味があるんだろ?」
大輔は急に不安になる。
ロッカーに入ってからまもなくして、
大輔の父とほぼ同年齢と思われる背広を着た男がやって来て、
「君が剣道部の新入生か。よろしく頼むよ。」
男が背広などを脱いでいくと、細身ではあるものの、
厚みのある胸板、割れ目が浮き出た腹筋、引き締まった四肢が露わになるが、
「君って同じ剣道部にいた・・・」
男が父の旧姓を口にすると、
「(誰かは知らないけど、父さんと知り合いか。)」
男が誰か知らないまま、父との思い出話を聞かされながら男に陰茎を扱かれ、
男が満足しながら背広などを纏って去っていくのを見届け、
ロッカーから出ると幸司と裕司が入ってきて、
「山田、生きているか。」
「父さん、とても満足していたみたいだけど。」
「男子校ならではのおかしな習慣はある。学校によっては、全裸でブリッジさせた状態で立つかとか、バットを持たせて素振りさせたときにサオがどう揺れるか見るなどだ」
「新入生部員の代表を見せるという儀式だ。身体検査でも調べない部分も一応大事だから、ムケてないと体裁が悪い」
「どちらにしても、最初のチェックでは抜かれてないようだな。ただし、これで終わりではない」
結局またロッカーの中に戻された。
二人が出ていってからしばらくすると、今度は女性だった。大きめのサングラスをした熟女で、きっとPTA役員の一人だろう。
「今年の子はなかなかね。いい具合に発育してる。触ってみるわね」
「あ…」
「男の子だけの学校は大変?」
「え、あ、まぁ…」
「普段は自分でやってる?ダメよ、三日以上我慢したら、逆に弱くなっちゃうから」
「あ、はぁ、はぁ…」
「もうカチカチね、ここの女の先生は男っぽい人が多いから、こんなに優しくしてくれないでしょ?」
「先生は…怖いです」
「いいのよ、おばさんの時は好きなだけ感じていいんだから」
一方、幸司と裕司が部室に戻ってくると隆が、
「大輔君、どうだった?」
「どうって言われてもな。」
「さすがに命まで取られたりはしないから大丈夫だって。」
すると裕司が隆の道着を脱がしながら、
「鈴木、腹も硬くなってきたな。」
「ちょ、ちょっと・・・」
裕司は褌の中で隆々としている隆の陰茎に触れながら、
「薬を飲む量を増やすとかしてでも筋肉つけろ。」
「裕司、あの薬は大量に飲んだりすると危険だって副部長が言っていただろ。」
「鈴木も俺達みたいに10日ごとから3、4日ごとにしろよ。」