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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 10

興が乗ってくると、五十嵐の短くカットされた髪を鷲掴み、そこを基点として腰を迫り出す。
付け根ぎりぎりまで幹を押し込むと、流石に無茶だったのだろう、五十嵐は咳込みながら頭を左右に振った。

島田は力を弱め、五十嵐を解放する。
マット上に崩れ落ちた五十嵐は、涎と先走りまみれの顔を腕で拭い、島田を睨んだ。

上目使いのその鋭い眼光を受け、島田の脳裏に過去の出来事がフラッシュバックする。

埃臭い床に押し倒され、ユニフォームを引き裂かれた少年は、無理矢理に男のモノを咥えさせられた。
苦しそうに蒸せながら・・・目に一杯の涙を溜めていた・・・
奉仕の後、解放された少年は、涎と精液まみれの顔を腕で拭い、男を睨んだ・・

ふっ・・と、島田は笑う。
あの時の俺じゃねーか・・・

島田は愛しそうに五十嵐を見下ろすと、次ぎにはパシっ!とその頬を平手で打った。
その衝撃で五十嵐はマットに倒れこむ。
俺はそのままうつぶせの状態で五十嵐を押さえつける。
だがこのままでは足を広げることができないので足を縛っている縄飛びの紐を解く。
解いた瞬間蹴りを放ってきたが予想していた行動なので簡単に躱す。
「おっと、怖い怖いまだ抵抗する気があったのか。けどそんな子にはお仕置きしないとね!」
「ひぐっ!」
俺は解いたばかりの縄跳びの取っ手部分を五十嵐のアナルに突っ込んだ。
「あ、あうぅ」
先ほどまで俺の中指でかき混ぜていたが指よりも太い取っ手部分が中に入ったのだ、かなり苦しいだろう。
だがそんな五十嵐にはお構い無しに俺は取っ手部分を動かす。

「くうぅぅぅ・・・」
声を出すのを"恥じ"とでも思っているかのように、五十嵐は歯を食いしばり、必死で耐えてる。

そんな彼の意地らしさは、島田の最も悦ぶ姿だった。
ただ単に涙を流し、従順に身体を開く少年・・・
もしくは、血気盛んな性欲に負け、それ自体を直ぐに楽しむ少年・・・
それは島田の欲するものでは無かった。
あくまでもこの状態を嫌悪し、抵抗されてこそ、楽しみがいがあるのだ。

何も知らなかった、あの時の自分のように・・・

「ふっ・・力、抜けば?・・」
島田は既に埋没した取っ手を、ロープで手繰り寄せる。
スポッと抜け落ちた取っ手には、赤い鮮血が薄く付着していた。


(俺の時はディルドだった・・)
島田は眉間に皺を寄せる・・

指さえ入れたことの無かったそこに、強引に押し込まれた男性器を象った張形・・・
苦痛と痛みに、声にはならない悲鳴を上げながらも、必死に耐えたあの日・・・

『なんだ島田、こんな状態で興奮してんのかよ?』
男から発せられた、無碍に蔑む声に耳を疑った・・・

過去の記憶に彷徨いながら、島田は五十嵐の掲げられた尻の下から手を伸ばす。

五十嵐のペ○スはあの時の自分のように・・・勃起していた。

「フッ・・ガチガチだな・・」
その棍棒のようになった幹を下に向かせ、後ろの股の間から引っ張り出す。
島田の眼光は好奇心で輝いた・・それもそのはずである。
この下ネタさえも苦手と言った、清廉潔癖と言っても過言でない五十嵐修の、隠された事実を目の当たりにしたようで、島田の心は躍った。

この目の前の少年をもっと好きにできる。
俺の前に跪き、哀れみを請う姿・・・そして快楽を求めてくる五十嵐修の姿が容易に想像できた。

それは島田にとって素晴らしく萌える光景であった。
そして今まさにそれが現実となろうとしているのだ。


五十嵐の身体に力が入る。全身が燃えるように熱い。
そしてその熱さが、男の手の中の一点へと集中していく。
ギンギンに熱く滾る一点とは別に、はっきりと感じる後孔の痛み・・・・

痛み・・?
これは痛みなのか?

ビクン、ビクンと唸るかのような血流と共に押し寄せる欲望の波が、思考を朦朧とさせていく。
四つん這いの姿勢で、勢り勃った竿を見ず知らずの男に扱かれているということすら、どこか夢の出来事のように思えてくる。

男の手で、強く扱かれる・・・「ぁ・・・」(やばい、吐息が漏れてしまった。)
少しだけ緩められる・・・「くぅ・・ぅ・・・」(これ以上は・・)
そしてまた強く扱かれる・・・「あぅ!!!!!」(もう・・・・やめてくれ・・)
そして緩められる・・  (ああ、もう負けそうだ・・)

それを繰り返すことによって、五十嵐は享楽に耽っていった。

そして否応なしに・・強がっていた本人の意思とは関係なく、竿は最大膨張を晒してしまう。

「修、・・・お前ホント可愛いい奴だな。」・・男の甘ったるい声に、悪寒が走る。

それでも、手を離された竿は弧を描くように前へと戻り、『バシッ!』と音を立てて自身の腹を打っていた。

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