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無法学園
官能リレー小説 - 同性愛♂

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無法学園 76

「こういった手合いは、現場で押さえるしか無いんだが、かといって夜毎見張っている程警察も暇じゃない・・
辻岡君には、違法である囮捜査をお願いするのだから、もし君が嫌だと言うなら強要するつもりは無い・・」
「え?・・そんな・・」
松下の言葉に、隼人は驚きの表情で目を見開いた。
学園において、男たちに身体を差し出すことは強制であり義務であるとばかり思っていた。
無垢な身体の隼人にとってそれは、未知の恐怖の何ものでも無かったのだ。

それでも思ってもいなかった松下の言葉に、隼人は感動を覚えた。
学園に来て以来閉ざして心が溶けていく気がした・・
(この人の役に立ちたい・・)
隼人は松下の眼を真剣な瞳で見つめた。

だがそんな気持ちとは裏腹に1日、2日と空振りだった。
ターゲットである神崎は姿を現さない。

「おとり捜査は根気だ。おとり捜査を開始したその日に釣れるとはこちらも思っていない」
そう松下に諭されたが気持ちは沈む一方だった。

そうして今日5日目の夕方、ついに神崎を発見した。
資料通りのランニングウェアを着て街を走っている。
そして陽が傾き街灯がちらほらと付き始めた頃、こちらも動いた。
塾帰りの学生を演じるためカバンを持って道をゆっくりと歩く。
しばらくすると後ろから神崎が走ってやってくる。
神崎は僕を追い越しそのまま路地を曲がり視界から消えた。
すぐに追いかけたかったがそれは危険であり愚策だと教わっている。
相手にバレては意味がないのだ。
こちらもそのままのペースで歩き神崎が曲がった路地をちらりと見たがもうそこに神崎はいなかった。

今日は神埼と遭遇しただけで終わるかと思ったその時…

後方から口を塞がれる辻岡隼人の姿を松下は見ていた。
この状況でも充分に神崎を捕まえることは出来た筈だった。
それでも松下はそれを躊躇った。
当然もっと確定的な証拠が欲しかったのはある・・
辻岡隼人への行為が深くなればなる程、神崎は言い逃れが出来なくなり、こちらの言いなりなる確率は高くなるからだ。
しかし松下の内心それだけでは無かった。
汗で貼り付く神崎亮のランニングウェア姿に、堪らなく魅せられている自分がいた・・
細身のスーツの陰部に窮屈さを感じ・・秘孔が小さく疼いた・・

全く・・こんな時に・・
松下は反応しかける肉竿の位置を、スラックスの上から調整する。

考えてみると、このプロジェクトに着いてのここ何週間、忙しさに追われ自慰すらしていなかった・・
警察内では冷静沈着、クールフェイスなエリートコースが故に、皆から一目置かれる存在ではあったが、松下とて健康な男・・
精が溜った状態で、好みの男を見れば反応してしまうのは致し方ないことだった。

まあ自分の趣向が、このプロジェクの協力者である、年端もいかない学園の少年に向けられ無いことはせめてもの救いではあったが、それでも、今神崎亮に組み伏せられている17歳の辻岡隼人の肉体は、思った以上に大人だった。

こんなことなら・・車の中でアイツにやって貰えばよかった・・
などと思考しながらも松下は、神崎亮と辻岡隼人の勢り勃ったペニスを一刻でも早く見たいと願う、もう1人の自分の存在を拭い消せはしなかった。


自分の腕の中で、必死に抵抗する少年・・
神崎亮は構うことなく、制服のシャツの裾から手を弄り入れた。
この歳ならではの肉体・・狩猟豹のようにしなやかで、その肌はなんとも滑らかだった。

今まで数えきれない程の少年を襲ってきたが、こんなにもそそられた少年は初めてだと神崎亮は感じた。
こいつはいける・・
この髪といい、こんな時間に公園で時間を潰しているところといい、世間に反抗していることはみるからに分かる。
そんな少年が、どんな恥ずかしめにあったとしても、警察はおろか親にも相談する筈は無いことを、神崎亮は今までの経験から分かっていた。

暴れる少年の臀部が、神崎の股間を行来し、それに合わせて自身が昂ってくる・・
ふっ・・誘ってんじゃねーのか?
普段よりも早いそこの反応に苦笑しながらも、神崎は頭を擡げ始めたジョギングパンツ内の肉竿を、少年の臀部に押し付けた・・

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